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【トップ選手とあなたは何が違う?】最新データから見えたトップ選手と一般選手の差とは

  • 投稿者:荒川優 スプリントコーチ

【トップ選手とあなたは何が違う?】最新データから見えたトップ選手と一般選手の差とは

スポーツの世界で頑張る中で、トップ選手と自分は何が違うんだろうと気になる方は多いはずです。
今回、トップ選手と一般の選手の違いについて各動作に着目し、筋肉の柔軟性や使い方の検証を行いました。
その結果を見ると、地区レベル選手より全国レベル選手の方が競技を問わず“ケガにかかわる筋肉の柔軟性や機能性が有意に高い”ことが観測されました。


【データから見えた競技力と体の状態との関係】

これまで6000人以上のデータと約200項目のフィジカルチェックを実施し、それをもとに様々な選手の特徴やケガの予防について研究してきました。
ここからケガとの関係が観測された19項目を選抜し「ケガ予防フィジカルチェック」として全国の学校やチームで測定を実施しています。
そこで測定する大腿前面の柔軟性や股関節の屈曲動作、バランスなどを得点化しています(100点が最もよい値)。

その結果において、全国レベルの選手の平均値と地区レベル選手の平均値を比べてみると、全国レベル選手の方が19のすべての項目で、5点以上高いことが分かりました。
それだけ競技力の高い選手は“体をうまく使いこなしている”ことになり、またその要素はケガを原因となる要素と一致しているということです。
また、陸上選手のデータからは全国レベルの選手はハムストリングスの柔軟性の数値が約2倍であり、さまざまな項目の中でも特に際立った差が観測されました。


【体を使いこなすことがケガなく強くなる必須条件かもしれない】

今回の検証で次の二つのことが見えてきました。

①体を使いこなせるほど競技力は上がる

一見当たり前のように感じますが、これまで具体的にどの項目がどうなれば使いこなしていることになるのかが曖昧でした。
今回、ケガとの関係が認められている股関節屈曲や腸腰筋、背中の柔軟性、体幹のバランスや安定性がそのまま強くなるためにも直結することが分かりました。
また、これらの数値は生まれながらに決まっているものではなく、誰でも改善し高めていける要素なので、それらの要素を高めていくことが競技力を上げる近道になるかもしれません!
(フィジカルチェックで行った19項目についてはメニューの「ケガ予防測定」からご覧ください)

②体を使いこなせないとケガをする

そもそもフィジカルチェックはケガ予防を目的とした測定なので、各項目の数値が低いほど肉離れなどのケガの危険度が大きくなります。
今回の検証で、「同じ数値レベルの選手であれば競技力が高い選手ほど多くケガをしている」ことが分かりました。
通常スポーツでは競技力が上がるほど、スピードや跳躍、投げるときに生じるパワーが大きくなるため、その分体にも大きな負荷がかかります。
このため、技術だよりで今以上に体を使いこなしていかないと、調子が上がってきたときにケガをしてしまう可能性があるということです。

このように、今回の検証から、①体を使いこなせれば使いこなせるほど、競技力が上がっていくこと、②体を使いこなせないままで、技術に頼って競技力向上を目指すと、ケガをする可能性が高まること、の2つが明らかになってきました。
体は意識して改善すれば、どんどん使いこなせるようになります。
自分の体を今どれくらい使いこなせているんだろう、という問いの中に大きな飛躍のきっかけがあるかもしれませんね!


※6月3日にフィジカルチェック測定会を実施しますので、興味のある方は是非実際に測ってみてくださいね。
【イベント詳細】こちらから(定員残り3名)


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筆者:
荒川優(あらかわゆう)
☆スプリントコーチ(100m:10秒5)
➣2010ニュージーランド・オタゴオープン 準優勝
筑波大学出身。スプリントコーチとして大学や子供たちの指導、メディアなどで活動。
オリンピック選手や格闘技世界チャンピオン、Jリーガーなど、種目を超えてトップ選手のコーチも担っている。
出演:NHK「テレビスポーツ教室」など多数。
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  • 投稿者:編集部 スポーツクラウド

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