坂ダッシュをしてみよう!たくさんのコツがつかめる練習!
坂ダッシュをしてみよう!たくさんのコツがつかめる練習!
今回は坂ダッシュの有用性について考えていきたいと思います。
坂ダッシュとは主に冬季練習の時期に行われる練習ではありますが、シーズン中にも効果があると考えられます。
まず、坂の特性としては傾斜があるので、その傾斜をのぼっていくことになります。平地と違い傾斜があることに体に負荷がかかり、その中でどのように進まないといけないかということを考えていかないといけません。
この坂の特性を活かして練習の内容を考えていくこと大きく3つのことが考えられます。
①スタート局面につなげる。
短距離走のスタートではクラウチングスタートが用いられます。クラウチングスタートの1歩目はおよそ45度の角度で飛び出すことにより体に角度が出来、重力の助力を得ながら進んでいくことが出来ます。これを坂でも擬似的に行うことができます。坂は傾斜があるために勝手に体に角度が出来ます。この角度を活かしてスタートの練習につなげていくことが出来ます。角度を作り、スタートのような姿勢になります。その状態から坂を力強くのぼって走るように接地位置に気をつけながら進んでいきましょう。
②体力の向上
長い坂をのぼることで、平地と比べて体力の向上が望めます。平地よりも坂道のほうが負荷が高く、股関節やハムストリングスへの負担が大きくなります。これを何本も繰り返していくことで体に大きな負荷をかけていく練習が出来ます。単なる体力トレーニングではなく、技術練習が伴う体力トレーニングをすることが出来ます。
③筋力トレーニングへの助力
普段の走トレーニングと異なり、坂を走ることで上記にも記したとおり、股関節やハムストリングスへの負担が大きくなります。ほかにも腹筋、体幹などランニングフォームの姿勢を維持するために筋持久も鍛えることが出来ます。ほんの少しだけではありますが、フォームを維持するためには筋力が必要です。その筋力を走りながら養っていきましょう!
以上、簡単ではありますが3つの効果をあげました。
映像は中央大学の今年の2月の練習映像です。先頭を走っている諏訪選手は100m10秒37の記録を持ちます。大学生の世界大会、ユニバーシアードの代表にもなっているトップ選手です。
この映像は「中大陸上部(短・跳・投ブロック)」様の作品です
【新着】関連記事
この記事を見た人はこんな記事も見てます。
-
200mのスペシャリストが実践する!プレート腹筋
陸上男子短距離の斎藤仁志選手(自己ベスト・100m:10...
2015年12月15日
-
桐生選手はなぜ速い?
【筆者】 荒川優、100mの記録は10.5、ニュージー...
2015年03月31日
-
貴重映像!メダリスト、高平慎士選手のスタートダッシュ
北京五輪4×100mRにおいて3走を務め、見事銅メダルに...
2016年04月03日
-
感動の銀メダルを獲得!“ケンブリッジ飛鳥”選手の走り!
感動の銀メダルが記憶に新しい男子400mRのアンカーを務...
2016年08月25日
-
冬季トレーニング〜ハードルディップ〜
冬季トレーニング ハードル補強の1つ「ディップ」のご紹介...
2015年11月01日
-
トップ選手から学ぶランジトレーニング3種【腸腰筋・臀部を強化!】
世界陸上200m準決勝進出、4×100mRでは日本代表の...
2017年10月18日
-
ガトリンのベンチプレス
現在、北京で行われている世界陸上、男子100m予選をご覧...
2015年08月24日
-
【至近距離から見る】トップスプリンターたちの100m!
-
冬季トレーニング〜ハードル補強編〜
-
フレキ一歩ドリル
-
アリソンのトレーニング①
-
【走る前にやってほしい】骨盤から大きく動かす「ヒップハイク」
-
カーリン・アイルズから学ぶ!速く走る動かし方!
-
2011年、福島千里SD
-
混成競技は身体の強さが大切!テクニックとフィジカルを鍛えよう!
-
高跳び金メダリストから学ぶ、超一流の効率的な体の使い方!
-
【最大スピードアップ!】3種のステップアップトレーニング【大臀筋を上手に使う】
-
強豪チーム「富士通」も実践!ダイナマックスでサイドランジウォーク
-
ゲブレセラシェの接地
-
初心者や軽いケガをしている人にもいい?!クロスカントリー走の効果!
-
【男性顔負け】ジーターの筋トレ
-
走高跳選手のスクワットジャンプ
-
強豪校のコアトレーニング2
Category New/カテゴリー新着情報
- 【たった3分で追い込める!】最強腹筋トレーニングメニュー「全方向から鍛えられる計6種類の腹筋サーキット...詳細【1日3分】室内でできる全身トレーニング(中級編)アスリートが考えた3分『全身トレーニング』 ...詳細【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細陸上競技
- 【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細【恐怖を超えた究極のスタート】コールマンから学ぶスタートの極意クリスチャン・コールマン(Christian ...詳細【長距離ランナー必見!】ランナーにオススメのトレーニング集オレゴンプロジェクト所属のゲーレン・ラップ選手...詳細ケガ・ストレッチ
- 下向肘上げ 改善エクササイズ【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向肘上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ②【ケガ予防フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細【梅雨の季節の体調管理】アスリートに必要な知識蒸し暑く過ごしづらい季節がやってきました。そう...詳細サッカー
- エムバぺ(フランス代表)はなぜあんなに速いのか!?[陸上コーチによる解説]先日4年に1度のワールドカップが行われ、日本代...詳細【W杯でも活躍!】サッカーイングランド代表が行なった〇〇を使ったトレーニング2018年ワールドカップ盛り上がりましたね! ...詳細【W杯でも大活躍】レアル・マドリードのトレーニング欧州チャンピオンズリーグ3連覇、今回のW杯でも...詳細【世界トップの瞬発力!】メッシ選手のアジリティトレーニング【間も無くW杯開幕!】5度のバロンドール受賞、5回のチャンピオンズリ...詳細栄養・食事
- 【瞬発的エネルギー!】クレアチン摂取タイミングのポイントと注意点クレアチンはアミノ酸の一種で、筋肉内のエネルギ...詳細【骨強化に】身長を伸ばす為に必要な栄養素【Jr世代は特に大切!】色々な競技の上で、身長が高いということが有利に...詳細【金メダリストの朝ご飯にも!?】正月によく食べるお餅の栄養&効能お正月はおせち料理やお雑煮など、お餅を食す機会...詳細【身体の調子を整える】サプリメントアプローチ「ZMA」普段の食事から摂取するのが難しい栄養素がある場...詳細野球