• SPORTS CROWD ロゴ
  • - アスリートの練習法や、日々のトレーニング、栄養・医療など専門家の知識を集めた、スポーツの新しい楽しみ方を提供する 【スポーツ横断型WEBメディア】 -

  • スポーツクラウド【スポーツ横断型WEBメディア】
  1. HOME
  2. トレーニング
  3. その他

【コーチ向け】指導者として選手のコンディションをどう正確に評価していくか

  • 投稿者:佐々木優一BOC認定トレーナ

【コーチ向け】指導者として選手のコンディションをどう正確に評価していくか

【コーチ向け】指導者として選手のコンディションをどう正確に評価していくか

マレーシア代表のチームで選手を見ている際に、特に考えなければならないのが
・選手はそれぞれのトレーニングからどよのような疲労を感じるか
・それに応じて、想定していたトレーニングをどうアレンジしていくか
ということです。
このある意味目に見えないものを、これをいかに正確に行うか、そしていかに外部の人間に納得してもらうだけの客観的なものにするかが重要になってきます。
今回は私が行っている方法をご紹介します。


これに対して、自分はトレーニング前に必ずウェルネスチェックをしています。
自己申告なので、自分が選手から信頼されているかどうかわかるいい機会です。
このウェルネスチェックには睡眠時間やその睡眠の質、筋肉痛などが含まれています。


ここで大事になってくるのは、またまた自己申請ではありますがRPE (Rate of Perceived Exhaustion)、つまりどれだけトレーニング後に疲れているのかを主観的に選手から正直に言ってもらう。
ここも選手との信頼が大事になって来ます。
これでトレーニングがどれだけきつかったのかがわかります。

そして、最後に大事になってくるのはTotal Load Volume(合計負荷量)です。
つまりこれはどれだけの量を今のトレーニングセッションでやったかということになります。

例えばバックスクワット、120kgを5レップス、5セットとするとこのエクササイズの合計負荷量は3000(120x5x5)=3tになります。
そして追加で同じ負荷でデッドリフトをすれば合計負荷量は6000になります。
つまり、6tをあげたことになります


ここでは、自体重トレの場合はどうするのか?片足はどうするのか?などなど負荷の基準もエクササイズによっては非常に難しくなります。
なので、しっかりと一貫したルールを決めましょう。
例えば自体重トレーニングの負荷は0にするとか。
これも非常に曖昧ですがデータが集まれば非常に有効な回復・トレーニング進度の指標になります。
なぜなら毎回毎回トレーニング後にいちいち採血や採尿するのは現実的ではありませんからねぇ。
まぁ人員とお金があればやってもいいと思いますが。



さて、ここで集めたデータを自分は一つのスプレッドシートに打ち込んでいきます。
(上の画像を参照)
そして、横にちょっと見えているのがそのデータを元にしグラフです。

週ごとの合計・平均がこのグラフに出るようにするとウェルネスチェック、RPE、合計負荷の関係性が見えて来ます。

例えば今見せている選手は1日に2回自分とトレーニングをしています。
彼のいいところは常に8−9時間の質のいい睡眠といい食事がとれているということです。
なので回復が早い。
一度、一日の合計負荷が18t以上になった時があります。
その時はさすがに両方のセッションのRPEは9と8と高いものになりましたが翌日は筋肉痛もなくけろっとしていました。

そして、もう一つのさらに重要な発見は彼を追い込みたい時にどれだけの合計負荷にすればいいのかがわかったということです。
彼の場合はグラフを見ると一つのセッションで8tを超えた時にこのトレーニングはきついと感じるようです。



さて、これが自分がオリンピック・パラリンピックチームでやっている選手を追い込む時の考え方です。
皆さんはどういう風にされていますか?
今週のセミナーでお話しできるのを楽しみにしています。

お知らせ:
11月27日に都内で自分のワークショップを開催します。
この記事のような内容を詳しくご紹介し、みなさまのパフォーマンスアップに貢献していきたいと思っています。
詳細はスポーツクラウドトップページのピックアップ欄にあるイベントから。
もしくはフェイスブックのイベントよりチェックしてください。

*************************************************************************
筆者:
佐々木優一
 マレーシア オリンピック代表チーム帯同セラピスト
☆MS.,ATC.,LAT., NASM-PES。BOC認定アスレティックトレーナー(ATC)。
 大学院レベルでファンクショナルトレーニングを学んだ唯一の日本人。
 メジャーリーガーなど海外のトップ選手のケアを担当。
 リオ五輪でマレーシアチームから出た銀メダリスト、パラの金メダリストを複数担当(パラはすべて世界記録)
*************************************************************************

  • 投稿者:佐々木優一BOC認定トレーナ

【新着】関連記事

この記事を見た人はこんな記事も見てます。

  • 8分間腹筋 レベル1

    8分間腹筋 レベル1

    8分間腹筋シリーズ第2段です。今回はLevel1の紹介で...

    2015年07月17日

  • できたら自慢できる!難易度S級の腕立て伏せ

    できたら自慢できる!難易度S級の腕立て伏せ

    腕立て伏せの超上級者向けのメニューを紹介します。 ...

    2015年11月06日

  • 極限ベンチプレス

    極限ベンチプレス

    スポーツをやる人にとって、最も有名なウエイトトレーニング...

    2015年03月18日

  • 動的スタビライゼーション

    動的スタビライゼーション

    動的なスタビライゼーションの一つを紹介します。 ・...

    2015年02月16日

  • 【簡単そうでキツイかも?】バランスボールを使って腹筋トレーニング

    【簡単そうでキツイかも?】バランスボールを使って腹筋トレーニング

    今回はバランスボールを使った腹筋の紹介です! スト...

    2016年10月03日

  • 【ダイエット】肩甲骨トレ

    【ダイエット】肩甲骨トレ

    肩甲骨のエクササイズです。肩甲骨ってどこ?と思う方が多い...

    2015年05月07日

  • NBAの練習風景

    NBAの練習風景

    ニューヨーク・ニックスのトレーニングキャンプの様子です。...

    2015年04月14日

  • ストレッチポールを使ってユラユラ腕立て伏せ!体幹に効くゥ!

    ストレッチポールを使ってユラユラ腕立て伏せ!体幹に効くゥ!

  • メダルラッシュが続く〝柔道日本代表〟のトレーニング

    メダルラッシュが続く〝柔道日本代表〟のトレーニング

  • 【可動域向上&安定性強化】動物のうごき!?アニマルトレーニング

    【可動域向上&安定性強化】動物のうごき!?アニマルトレーニング

  • アスリートの基礎能力を向上させる!【バーピートレーニング15種目】

    アスリートの基礎能力を向上させる!【バーピートレーニング15種目】

  • 【下半身強化】腸腰筋を鍛えるジャンプトレーニング!

    【下半身強化】腸腰筋を鍛えるジャンプトレーニング!

  • 【小学生】体幹&反射トレ

    【小学生】体幹&反射トレ

  • 懸垂逆上がりで体幹トレーニング

    懸垂逆上がりで体幹トレーニング

  • 爆発力を身につける!下半身強化トレーニング

    爆発力を身につける!下半身強化トレーニング

  • ウォーミングアップにオススメな動的エクササイズ【股関節可動域をUP!】

    ウォーミングアップにオススメな動的エクササイズ【股関節可動域をUP!】

  • 【上級編】股関節付近の連動を身につける!「バックランジ」 その3

    【上級編】股関節付近の連動を身につける!「バックランジ」 その3

  • 下腹部の筋肉を鍛えて全身ダイエット!

    下腹部の筋肉を鍛えて全身ダイエット!

  • 腹筋ばかりではダメ!体幹を安定させるには腹横筋

    腹筋ばかりではダメ!体幹を安定させるには腹横筋

  • 【股関節の可動域UP】ハムストリングスのストレッチに!「アクティブストレートレッグレイズ」

    【股関節の可動域UP】ハムストリングスのストレッチに!「アクティブストレートレッグレイズ」

  • 挑戦!6分体幹サーキット

    挑戦!6分体幹サーキット

  • アスリートに重要な筋肉!ハムストリングスの役割

    アスリートに重要な筋肉!ハムストリングスの役割

  • ジャンプトレーニング

    ジャンプトレーニング

Category New/カテゴリー新着情報

トレーニング
  • 【キレのある動きを求めて】素早い動きの獲得に!「ステッピングトレーニング」
    【キレのある動きを求めて】素早い動きの獲得に!「ステッピングトレーニング」
    多くのスポーツでは試合も多くなり、キレのある動...詳細
  • 【爆発的な加速を生み出すトレーニング】ボックスを使ったクリーン
    【爆発的な加速を生み出すトレーニング】ボックスを使ったクリーン
    今回はボックスを使ったクリーンを紹介します。 ...詳細
  • 【跳躍力をグッとあげる!】トレーニング7種目&ジャンプのポイント
    【跳躍力をグッとあげる!】トレーニング7種目&ジャンプのポイント
    今回紹介するのは跳躍力を鍛え上げる、ジャンプ系...詳細
  • 【胸椎の可動域を高める】回旋動作向上・腰痛予防にも
    【胸椎の可動域を高める】回旋動作向上・腰痛予防にも
    腰をもっと回して!腰のひねりを使って! ゴル...詳細
陸上競技
  • 【キレのある動きを求めて】素早い動きの獲得に!「ステッピングトレーニング」
    【キレのある動きを求めて】素早い動きの獲得に!「ステッピングトレーニング」
    多くのスポーツでは試合も多くなり、キレのある動...詳細
  • 【一流選手から学ぶ】110mHでの記録を伸ばす秘訣
    【一流選手から学ぶ】110mHでの記録を伸ばす秘訣
    陸上競技の110mHは、高さ106.7cmのハ...詳細
  • 【マーカー走でピッチを高めてスピードUP】
    【マーカー走でピッチを高めてスピードUP】
    速く走るには、脚の回転数(ピッチ)×1歩の大き...詳細
  • 【股関節周辺&体幹部の強化】上半身~下半身を連動させて行う「骨盤歩き」
    【股関節周辺&体幹部の強化】上半身~下半身を連動させて行う「骨盤歩き」
    今回は「骨盤歩き」について紹介いたします。 ...詳細
ケガ・ストレッチ
  • 【夜寝る前におすすめ!】呼吸を整えて睡眠の質を上げる「夜ヨガ」
    【夜寝る前におすすめ!】呼吸を整えて睡眠の質を上げる「夜ヨガ」
    アスリートにとって、睡眠の質と練習の質は繋がっ...詳細
  • 【シャワーで簡単ケア!】運動後の疲労を翌日に残さないための「交代浴」
    【シャワーで簡単ケア!】運動後の疲労を翌日に残さないための「交代浴」
    5月に入り気温が高い日も多くなってきましたね。...詳細
  • 【ながらでもOK!】股関節&内転筋をしっかり伸ばすストレッチ
    【ながらでもOK!】股関節&内転筋をしっかり伸ばすストレッチ
    今回は手軽にできる股関節と内転筋のストレッチを...詳細
  • 【練習前に股関節可動域を拡げよう!】アップにおすすめしたい動的エクササイズ
    【練習前に股関節可動域を拡げよう!】アップにおすすめしたい動的エクササイズ
    今回は股関節の可動域を拡げ、動きの質を上げるこ...詳細
サッカー
  • 【ウォーミングアップにもおすすめ】フットワークコーディネーション【1本のラインでOK】
    【ウォーミングアップにもおすすめ】フットワークコーディネーション【1本のラインでOK】
    【ライントレーニングで、様々なフットワークのパ...詳細
  • [ラインで手軽にできる]フットワークコーディネーション
    [ラインで手軽にできる]フットワークコーディネーション
    【ライントレーニングで、様々なフットワークのパ...詳細
  • 【ミラードリル!】 相手の動きに素早くついて行こう!
    【ミラードリル!】 相手の動きに素早くついて行こう!
    球技では様々な方向へと移動する能力が必要となり...詳細
  • 【メッシ&スアレスが行う】TRXを応用したフィジカルトレーニング
    【メッシ&スアレスが行う】TRXを応用したフィジカルトレーニング
    サッカーの超名門チームである「バルセロナ」を牽...詳細
栄養・食事
  • 【疲労回復やストレスを軽減する栄養素】タウリンについて
    【疲労回復やストレスを軽減する栄養素】タウリンについて
    体が疲れたとき、元気を出したいとき、体調がすぐ...詳細
  • 【運動効果を高めるおすすめの食事】目的別に分けて紹介!
    【運動効果を高めるおすすめの食事】目的別に分けて紹介!
    食事は運動で疲れた体を回復させたり、体の材料や...詳細
  • 【消化・吸収を促すために!】食事中の「咀嚼」を意識的に行うことの重要性
    【消化・吸収を促すために!】食事中の「咀嚼」を意識的に行うことの重要性
    パフォーマンス向上や疲労回復を促すためには、ト...詳細
  • 【アスリート視点】牛肉・豚肉・鶏肉を摂取するメリット!
    【アスリート視点】牛肉・豚肉・鶏肉を摂取するメリット!
    お肉といっても種類はたくさんあります。 タン...詳細
野球
  • 【肩甲骨に効果大!!】前田健太投手が行うマエケン体操をやってみよう!
    【肩甲骨に効果大!!】前田健太投手が行うマエケン体操をやってみよう!
    ドジャースの前田健太投手が行っている「マエケン...詳細
  • 【肩甲骨が動かないと肩に負担!】野球の調査で分かった肩甲骨とその周辺筋の重要性
    【肩甲骨が動かないと肩に負担!】野球の調査で分かった肩甲骨とその周辺筋の重要性
    肩を痛める選手と肘を痛める選手の違い 同...詳細
  • 「投げる」動作中、肩の内部では何が起こっているのか?
    「投げる」動作中、肩の内部では何が起こっているのか?
    野球のみならず人間の一般的な動作に含まれる「投...詳細
  • 【ヤクルトスワローズ】秋季キャンプのトレーニング
    【ヤクルトスワローズ】秋季キャンプのトレーニング
    体力向上をメインとした「サーキットトレーニング...詳細
コラム
  • ボストンマラソンで川内優輝選手が優勝!
    ボストンマラソンで川内優輝選手が優勝!
    16日 アメリカ マサチューセッツ州ボストンで行われた、第122回ボストンマラソンにて川内優輝選手(埼玉県庁)が日本勢31年ぶりとなる優勝を果たした。 ゴールタイムは2時間15分58秒。 気温...詳細
  • 【足指ケアで走りが変わる?!】
    【足指ケアで走りが変わる?!】
    【足指ケアで走りが変わる?!】 今回は足の指を使えるようになるケアを紹介していきます。皆さんは、走る前にストレッチ、体幹トレーニングしますよね。足の指は、どうですか? 私は、走る前に準備運動として...詳細
  • パフォーマンスにつながる知識【肩甲骨の6つの動きを理解する】
    パフォーマンスにつながる知識【肩甲骨の6つの動きを理解する】
    今回は肩甲骨の動きの解説を動画を参照に紹介します。 こういった体の動きを理解することで、練習やトレーニングの質が向上します。 自分の動きに理由を持たせましょう! それでは肩甲骨の解説です。 ...詳細
  • 【新しい環境でお悩みの方】自律神経を整える
    【新しい環境でお悩みの方】自律神経を整える
    新生活には慣れましたか?4月は、新しい環境や季節の変わり目で、気温の変化が大きい季節。体にも負担がかかり、自律神経が乱れたりして、体調を崩しやすくなります。 自分の気づかない間にストレスを溜め込んでし...詳細

Category/カテゴリー

Sponsor/スポンサー

COPYRIGHT (C) SPORTS CROWD All Rights Reserved