『スプリント向上トレーニング①』“反発”をうまく得るための「タックジャンプ」
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投稿者:荒川優 プロ走コーチ
『スプリント向上トレーニング①』“反発”をうまく得るための「タックジャンプ」
今回から足を速くするためにおすすめしたいトレーニングを、シリーズでお伝えしていきます。
第一弾は「タックジャンプ」です。
特に普段走るときに“反発”をあまり感じられない人にはおすすめの方法です。
この練習は、「ハードルジャンプ」「抱え込みジャンプ」などの名称で行われることもあります。
ただ同じ練習でも意識することの違いで全く異なったトレーニングとなります。
今回は私が「接地におけるリズムや体のポジション、固めるタイミングなどを習得する」目的で行う方法として参考になれば幸いです。
<ステップ①>
よく用いられる言葉である“反発”が得られない人は、このタイミングや接地の際に体の準備ができていない人が多いです。
まずは①膝を使わない両足ジャンプでこれを習得しましょう。
きっと苦手な人は、接地時間が長くなってしまったり、空中でバランスが取れなくなると思うので注意しましょう!
<ステップ②>
次にステップ①のタイミングとポジションから、空中で脚を抱え込みます。
この時大事なのは、脚を曲げることではなく、その力でより腰が上に上がることです。
よく脚を上げようとして腰が落ちたり、リズムがおかしくなる人がいるので注意しましょう!
※ハードルを使って行う人が多いですが、まずはこの動きを身に着けてからハードルを使うことがおすすめです。
どんなに筋力をつけても、地面に対してしっかり力を伝え体を前に進められなければ足が速くはなりません。
その意味では必ず最初に押さえておきたい練習の一つだと思っています。
プライオメトリックスの観点から用いられることの多い練習ですが、今回は技術的な意識にフォーカスしてまとめてみました。
少しでも参考になれば幸いです^^
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荒川優:(プロ走コーチ)
元100m選手で、ニュージーランドの大会で銀メダルを獲得
現在はプロ走コーチとして、100m10秒台の選手を多数輩出。指導した生徒数はなんと30000人を越え「日本で最も多くの足を速くしたコーチ」としても有名。
オリンピック選手をはじめとしたトップ選手や、Jリーグ・プロ野球選手・ラグビー日本代表など競技を越えて数多くのアスリートを指導している。
年間50以上のテレビやイベントなどに出演。主なDVDに「速く走るための6つの法則」ほか。
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