【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)
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投稿者:荒川優元100m選手:スプリントコーチ
【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)
自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』のスピード練習メニューです。
下り坂は自然とスピードが出るため、ハイスピードでの体の使い方を会得するのに非常に有効です。
一方で、恐怖感で光景などのブレーキ動作も起きやすく、より技術精度が求められるレベルの高い環境ともいえます。
その分、これができれば大きく進化できるかもしれないので、是非有効に練習で利用してみてください。
ただ車通りの少ない時間、場所を選んで安全第一で行ってくださいね。
前半が見ながらできるトレーニング集で、後半がそれぞれのポイントの解説となっています。
4種類の方法を紹介していますので、動画の動きやポイントを見ながら是非やってみてくださいね!
【種目一覧】
①快調走×3 (30~100m)
②もも上げ×3 (30m)
③スピードバウンディング×3 (30m)
④2段加速ダッシュ×3 (10m+20m)
【よくある質問】
よくいただく質問をまとめました(動画内で説明している内容は省きます)。
Q. どれくらいの傾斜の坂がいいですか?
A. 研究では研究からも6度以下の斜度で行うことが有効とされています。6度以下というとボールがゆっくりと転がっていく程度なので、できるだけ緩い坂を見つけてやってみてください。
Q. 休憩はどれくらいとりますか?
A.質が最も高い状態でやりたいので、一回一回である程度休むことをおすすめします。下り坂は体感以上に疲労がたまり体が動かなくなっていきます。参考までに一般的な部活動レベルだと種目内はゆっくり歩きながらつないで、種目が終わるごとに4分ほど休むとよいかもしれませんね。
A. どこが疲れれば正解ですか?
Q. 背中が異常に疲れる場合、後傾してしまっている可能性があります。お尻や体幹含めてまんべんなく体全体が疲れるとよいでしょう。
【新型コロナの影響かでの練習について】
緊急事態宣言が発令された都道府県では、不要不急の外出が自粛となっています。
ここにおいて政府から「家に引きこもることなく、適度な運動は必要」とされており、自主練やランニングに励んでいる方々も多いとは思います。
その際も3密を避け、一度に大人数が集まっての運動は控えるようにしましょう。
事態が収束し、またスポーツを心から楽しめる日が一日でも早く来ることを願い、皆で力を合わせましょう!
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筆者:
荒川優(あらかわゆう)
➣2010ニュージーランド・オタゴオープン 準優勝
筑波大学出身、選手時代の100mの記録は10秒5。
スプリントコーチとして、これまで40000人を超える数の選手を指導。NHKやフジテレビ、日テレ(ZIP)など各局で陸上の有識者としても活躍。
他、日香国際陸上合宿のコーチ日本代表(2018年~)、『ドリーム・スクール・キャラバン』代表コーチ(2017年~)も務めている。
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投稿者:荒川優元100m選手:スプリントコーチ
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