トップアスリートの高跳びドリル
トップアスリートの高跳びドリル
youtube[fkawayuki]様のチャンネルから、高張広海選手(走り高跳び:自己記録2m28)がモデルとなっている走り高跳びにおける踏切時のドリルをご紹介します。解説は「fkawayuki」様より引用しており、私独自の見解も書いていきたいと思います。
ドリルは神奈川県の福間博樹先生が考案したもので、
・踏切時の体重移動
・身体の締め
・各身体部位を連動性させ踏切脚に加重する
以上の感覚を身につけることへ重きをおいたものです。
Step①
・乗り込み
→踵〜つま先へ足底を転がすように。
・臀部の締め
→臀部横にエクボを作るように力を入れる。
※足首を使って踵を上げるのではなく臀部を締めたことにより勝手に浮いてしまうものです。
Step②
・体幹部の締め
→一瞬で息を「フッ」と吹くように体幹を締める。
Step③
・胸部
→みずおちの部分で腹筋を潰すように加重すると反動で胸部が上方向へ上がる。
・腕振り
→各部位の動きにタイミングを合わせる。
Step④
・頭部
→頭部を使って胸部、体幹、踏切足へ向かって加重する。
・腕振り
→頭部、胸部の動きに合わせて大きく腕を振り込み、加重を助長する。
リードレッグ
→他の部位の動きに合わせて振り込む。
※各部位の使い方、身体動作の意識は高張選手の解説を元にしています。
下から下から意識を作っていくドリルになります。足の裏、足首、おしり、体幹、胸、頭とすべてが連動されることでより滑らかな踏切が生まれます。よって、力みのないジャンプが可能になるのでしょう。高跳びのパフォーマンスの高い選手は共通して力感のないジャンプをしています。このドリルがそのパフォーマンスにつながることは間違いないでしょう。興味のある方は動画をじっくり見ながら1つのステップを慎重に行いましょう。自分の感覚と客観的に見たものを比較してより素晴らしいジャンプになるようにしてみましょう。
この映像は「fkawayuki」さまの作品です
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