【海外大学が証明!】目標達成率が劇的に上がる、3つの事前準備とは②「行動可能性」
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投稿者:たけぞうトリプルジャンパー
【海外大学が証明!】目標達成率が劇的に上がる、3つの事前準備とは②「行動可能性」
目標達成率をあげるMACの法則【前回の続き】について書いていきたいと思います。
前回のおさらい:【MACの法則とは何か?】
MACの法則とは、アイントホーヘン大学がメタ分析によって証明した、目標達成のための3つの事前準備のことです。MACとは、測定可能性(Measurable)、行動可能性(Actionable)、適格性(Competent)の言葉の頭文字です。
前回は、目標を設定するときには数字で立てることの重要性「測定可能性(Measurable)」についてご紹介をしました。
そして今回は、それを実現するためのステップを考える「行動可能性(Actionable)」を高めることについてのお話です。目標があったとしても、たどり着く方法を知らなければ達成することはできませんよね。
そのため、このステップでより具体的な行動に詳しく落とし込み、今すぐにでも行動に移せる準備をしておくことが重要です。
行動が全て計画通りに行くとは限りませんが、見通しをつけてできる限り行動に移しやすい状態をつくりだしましょう。
それでは、一緒に実践しながら、あなたの目標までのステップをより具体的にしていきましょう。
ここでは(例)をお手本で提示しますが、実際にはあなたの目標で当てはめてみてくださいね。
(例)100mを12秒台で走れるようになる
1.期間を決める
1つ目にやることは、期間を決めるということです。
目標がいつまでに達成できれば良いかが定まっていなければ、具体的にいつやるのか計画を立てることができませんよね。
まずは期間を決めて、いつまでに何をやるべきかを決めるための準備をすることが必要ですよ。
2.練習・トレーニング項目を書き出す
2つ目にやってほしいことは、自分がやるべきことを明らかにするために、まずは【練習・トレーニング項目】を書き出すという作業です。
例えば、以下のようにして実施する練習項目をかきだしてみます。
(例)
①フィジカル
走り込み、フリーウエイトトレーニング、自重トレーニング、ジャンプトレーニング
②技術
走技術の向上
・・・etc
そうすることによって、どんな練習をやるべきなのか、この段階である程度絞ることができます。
3.練習・トレーニング項目ごとに目標を設定する
3つ目にやってほしいことは、【項目ごとに目標を設定する】ということです。
例えば、100mを12秒台で走るにも、体力・技術・メンタル、いろいろな要素が向上した結果、走れるようになりますよね。
そこで、これから行う練習・トレーニング項目ごとに目標を設定して行います。
(例)
ジャンプトレーニング:立ち五段跳びで〇〇mを超える
垂直跳びで〇〇cmを超える
・・・etc
これらを着実に超えていった結果、大きな目標である「12秒台で走る」が達成できるように、考えていきましょう。
4.各項目の目標に対して、やるべき練習を詳細に設定する
4つ目にやることは、先ほど立てた項目ごとの目標を達成するために、やるべきことを考えていく作業です。
あなたが立てた目標に対して、何をやれば達成をできるのか、具体的に考えていきましょう。
(例)
ジャンプトレーニング:立ち五段跳びで〇〇m超えるために
・補強では必ずバウンディングを2本やる。
・筋トレの日はピストルスクワットを左右10回ずつ行う。
などというように、具体的な「行動」として、達成するための手段を考えていきましょう。
5.1ヶ月ごとに目標とやるべきことを書き出す
先程書き出した目標とやるべきことを、月ごとに当てはめてみましょう。
スケジュールとして当てはめる際に修正をしたり、さらに細かく区切ったり、練習を足したりしても大丈夫ですよ。
以上のようにして、目標を具体的な行動に落とし込む「行動可能性」を意識することについて述べてきました。
また、いくら詳細に書き出したとしても、やっていくうちにケガをしてしまったり、うまくモチベーションを保てなかったり……と、さまざまな壁にぶつかると思います。
そんなときに意識してほしいことは以下の2点です。
1.計画通りにいかなくても、自己否定しない
2.やりながら最も良い方法を試行錯誤する
計画通りにいかなかったとしても、自分を責めることはありません。 なぜなら自分を責めれば責めるほど余裕がなくなって、日々の練習の集中力が奪われてしまうからです。
計画通りにいかなかったとき、「今やるべきことを最大のパフォーマンスでやること」を心がけていきましょう。
また、やりながら別の良い方法が見つかることもあるかもしれません。
そんなときは、「目標を達成すること」を第一に考え、最も良い方法を選んでいくいことも大切です。
実行する際の柔軟性も大切にしていくことで、目的に最もかなった手段を選んでいくことができますよ。
投稿者:たけぞうトリプルジャンパー
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