イチロー　自主練に密着！

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• 2015年04月16日

イチロー　自主練に密着！

映像はマリナーズ時代の古い映像ですが、シーズン終了後の自主練手にテレビカメラが密着取材した時の映像です。興味深いことをいくつか言っています。

①シアトルで一人で練習する理由
”日本では人も施設も環境も全てそろっている。だからこそシアトルで一人でやる”
日本にいればその環境に甘えて、だらだらする時間が増える。それは望んでいないと発言しています。おそらく、練習に甘えや緩みを求めていないのでしょう。映像の中では、用具の準備もボールの回収も一人で行っています。しっかりと自分の体と対話することができますし、集中して練習ができるのだろうと思いました。しかし、、

②練習は人と対話しながらやるなど「集中」より「分散」して行う方が効果的！
この発言には正直驚きました。一人で練習することで100％集中したいのだろうなと予想していました。しかし、映像では話ながらボールを投げています。240球あるそうなんですが、話していたらいつの間にか投げ終わっていたこともあったとか。100％集中して行うより意識を他のところに分散することで翌日の疲労度が軽くなったと言っています。しかも映像で確認できますが、ボールはネットの的のスペースに面白いように吸い込まれています。これはあくまでイチロー選手の持論です。一般的には、喋りながら練習をすると他のところへ意識がいってしまい、練習効果が下がると言われています。私の持論ですが、イチロー選手のように技術が体に染み込んでいるレベルの選手であれば、分散型でもOKだと思います。しかし、新しい技術を習得しようとしている練習では、しっかりと集中して練習を行うべきだと思います。

③肩甲骨の以上な柔軟性
マシンを使ったトレーニングをしていますが、素晴らしい柔軟性です。これはショルダープレスと言われるトレーニングですが、肩甲骨の柔軟性がなければここまで下には下がりません。この柔軟性が40歳になった今も衰えていません。これが長年メジャーで活躍し続ける秘訣であると思います。

※練習の「分散型」「集中型」については賛否両論あると思いますが、一般アスリートの私は「集中型」ですね。どこかに気持ちを分散してしますと動きが本当に悪くなってしまいます。イチロー選手のように技術を固めて分散型でも動きが変化しないようになることが理想的ではないでしょうか。