これが世界チャンプ!テイラーの7歩助走
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2016年02月03日
これが世界チャンプ!テイラーの7歩助走
2015年、北京世界陸上でアメリカのクリスチャン・テイラーは男子三段跳びにおいて18m21の世界歴代2位の記録をマークして優勝しました。
この映像は世界陸上のために現地入りしたテイラーの練習風景です。7歩助走ですが、16mもの距離を跳んでいます。衝撃的ですよね。
ホップの動作で踏み切りした瞬間に逆足を大きく斜め前へ出します。その間に踏み切り足を大きく抱え込み、大きな円を描くようにしてまわしています。接地の間際には膝が伸びきるほど大きくストライドを伸ばしていますが、接地と同時に重心も移動しているので、接地が身体の前に着いてブレーキにならないようにしています。
ステップではホップで受けた衝撃をうまく利用し、膝を大きく利用して斜め前へ跳んでいます。ここで注目したい点は、膝の下に足首があり、末端に力が入らないように根本を利用して跳んでいるところです。身体を浮かせるように力感がなく跳んでいるところに高記録の理由が見えます。
ジャンプは無理のないように、うまく着地をしています。
テイラーは走力があるため(100m・10秒69)、助走での力感も少なくスピードをだせていることが強みのひとつです。また、三段跳びのトータルを見ても力感が感じられません。この「力感のなさ」がテイラーの滞空時間の長さを生んでいるのでしょう。
いろいろな方の見方があると思いますので、ひとつの参考として受け取ってもらえればなと思います。しかし、日本人選手との違いは滞空時間と、ステップの高さでしょう。これらの差を埋めなければ日本人選手の三段跳び世界進出は厳しいのではないでしょうか。
この映像は「Artemix&Max Athletics」様の作品です
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