意外と見失いがちな「ピッチをあげる目的」について
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投稿者:たけぞうトリプルジャンパー

意外と見失いがちな「ピッチをあげる目的」について
ピッチをもっとあげろ!というアドバイスをされたことがある選手は多いのではないでしょうか。
そして、ピッチをあげようと思ってもなかなかあがらなかったり、逆にスピードが落ちてしまったりして、しっくりこない、、、といった経験をしたことのある選手もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ピッチはどうやったら速くなるのか、そもそも何のためにピッチをあげるのかについて考えていきたいと思います。
1.ピッチを速くするには?
ずばり、、、
スピードをあげること!
☆ピッチは、「スピード」が上がる分だけ速くなる
2.なぜ、ピッチはスピードで決まる?
理由は、ピッチは“スピードに対応するものでしかない”からです。
人間の体という物体が地面を移動するときに、体のスピードに足の接地が間に合わなければ、前へつんのめって転んでしまう→スピードが上がればおのずとピッチはあがるのです。
このように私たちは、自分の移動スピードに適切に対応していくためにピッチを刻みます。
そして、ピッチをあげるためにはスピードをあげればよいのです。
3.スピードはどうやってあげるか
上記で述べたことから、私たちが本当に意識すべきことはピッチをあげることではなくスピードをあげることだ、そして、スピードをあげればピッチはおのずとついてくるということが理解できたのではないでしょうか。
では、スピードは一体どのように決まるのでしょうか。
☆スピードは、“加速区間”で決まる。
加速区間とは、スタートからスピードが上がりきるところまでの区間を指します。
(一般的に30~40mくらいまでを指します)
なので、ここの区間でスピードがあがらなければいつもよりピッチはあがることはありません。
※詳しい加速練習に関してはスポーツクラウドで検索!
4.ピッチをあげろと言われたら?
一般的に言われるピッチをあげろというアドバイスは、オーバーストライドによってブレーキになってしまっている際に用いられることが多いです。
しかし、選手はこれを適切に理解していることが少なく、やみくもにピッチを刻み逆にスピードを落としてしまうなど逆効果も見られます。
選手の皆さんに伝えたいことは、ピッチは速ければいいというものではなく、自分のスピードに対応していくものであるということです。
そこで、顧問の先生やコーチの言うピッチをあげろという言葉はあくまでもブレーキをかけるなという表現であること、また、ピッチをあげたからといってスピードがあがるのではない。ということを押さえておきたいですね。
投稿者:たけぞうトリプルジャンパー
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