腰痛になりやすい選手の身体的特徴【フィジカルチェック】

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• 2016年09月14日

腰痛になりやすい選手の身体的特徴【フィジカルチェック】

<こんな高校サッカー選手が腰痛になる>（2014鈴木昌道）
この研究の一部をご紹介します。
サッカー選手を対象にした研究ですが、ここから見えた結果はすべてのスポーツに通じると思います。

ここでは、高校サッカー選手に40項目のフィジカルチェックを行い、半年間経過を観察しました。

画像のように4種類のテスト結果と、腰痛との間に相関がみられました。
ここから導き出されるのは、
「持久力がなく、軸足の安定性が悪く、大腿四頭筋が硬く、前屈の硬い選手は腰痛になる確率が高い！」
ということです。

ぜひみなさんもこの4種類にテストで、チェックしてみてください。
→腰痛を発症した選手に特徴的だった項目
１．軸足総軌跡長　140cm以上⇒不安定！
２．けり足踵殿部距離10cm以上⇒下肢タイトネス！
３．指症間距離15cm以下⇒下肢・体幹タイトネス！
４．YOYOテスト35回以下⇒持久力低下！
以上の項目が多く当てはまっている選手が腰痛になっていることが分かりました。

では、持久力をつければ、腰痛は防げるかと言われればそうではありません。
持久力がないがために、疲れてから元々の軸足の不安定が強調されたり、硬い大腿四頭筋への無理な動きが多くなり、腰部への負担が増えているのかもしれません。

ここに関してはまだ考察の余地がありますが、4種類のテストですべての項目が健全であることが一番望ましいので、一度この安定性や柔軟性をチェックしてみてください！

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亀山顕太郎
松戸整形外科クリニック　クリニック管理部長
理学療法士

2012年に石井壮郎医師とスポ.ラボ（スポーツ障害予防を考える会）を立ち上げ現在はFBページのファンが2万人を越える。
野球選手を中心に3000名以上の選手にフィジカルチェックを実施しデーター化、パフォーマンスが高くケガをしない選手の特徴を日々研究している。
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