【過去の怪我は未来の怪我の一番の理由になる】 大人になって競技を続けるときに知っておきたいこと
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投稿者:佐々木優一BOC認定トレーナ
【過去の怪我は未来の怪我の一番の理由になる】 大人になって競技を続けるときに知っておきたいこと
こんにちは、PRPの佐々木です。
先日、日本のマスターズの方とemailを介してお話をさせていただき、非常に貴重な経験をさせていただきました。
そして、この方が最初に連絡していただいた際に、締めくくりの文に心を打たれました。
”怪我を少なくして、長くスポーツを続けたい”。
これなんですよ!
誰だって自分の好きなスポーツはいつまでも続けていきたい。
そのスポーツを長くやればやるほど、そのスポーツは個人のアイデンティティになってきます。
それを失いたくない。
スポーツはプロ選手や若い人のものだけではありません!
そして、もうマスターズの年だけどもう一度若い頃のように動きたい!
何もPRPはプロ選手やトップアマだけを扱いっているわけではありません。
そりゃぁ華やかですよ?
自分も大きな大学フットボールチームのインターンをした時に選手達と入場口から出てくる時はワクワクしました。
5万に以上の人がスタジアムにいるんですからそらすごいですわ。
でも、自分にはもっとワクワクする時はあります。
それはどんな年齢層であれ、スポーツレベルであれ、
"できないと思っていたことができた時"の表情を見るときです。
その人が真剣であればあるほどその喜びは上がっていきます。
このマスターズ・アスリートの方とのやり取りは自分もマスターズの方と交流できるきっかけになりました。
さてさて、今回のテーマは何なのかというと、まずはマスターズの方に覚えていただきたいことを書いていきます。
まず最初に、”なぜ”そのスポーツをしたいのか?
ただ単に今までやってきたからと言う理由もありです。
もっと他の理由も見つけてみましょう。
例えば『奥さんの前でいい格好をしたい!』、『お子さんとのコミュニケーションに』、『家族で一緒にマラソンをしたい!』、『マスターズ世界大会に出たい!』。
なんでもいいです。
なぜここに来てスポーツをする理由が必要なのか?
マスターズの方は大抵の場合、本業をお持ちの方がほとんどです。
なのでトレーニングにも時間が中々取れなかったり、食事も付き合いで偏ってしまいがちです。
後は周りに流されて『金にもならんのに何でこんなこと俺はしとんねん』と自分に疑問を持つ時もあると思います。
そんな時に『なぜそのスポーツを続けたいのか?』という理由があると一歩でも先に前に進めます。
これは年齢関係なく大事なことです。
次にマスターズの方は大体は怪我持ちです。
で、ここで覚えていただきたいのは『過去の怪我は未来の怪我の一番の理由』になるということです。
足首を捻挫したことのある人は、もう一度足首の捻挫をする可能性大です。
なのでしっかりと過去の怪我と向き合って、体に必要なケアをしてあげましょう。
セルフケアの仕方はこれまでの記事で紹介しています。
もちろんしっかりとした手技の使えるアスレティックトレーナーや理学療法士、カイロの方々にやっていただくことが一番いいんですが、大体の場合はそう頻繁に会えません。
なのでセルフケアがトレーニング以上に大事になってきます。
最後に、トレーニングについてですが、賢いトレーニングをしていきましょう。
これは次回のテーマです。
お楽しみにしててください。
30歳を過ぎた頃からアスリートとしての能力は毎年約1%ずつ下がっていきます。
つまり、昔のようなトレーニングは出来ません。
ですが、歳を重ねるごとの経験がありますし、賢くなっているはずです。
なのでもっと賢いトレーニングをして”怪我をしない、強い、活躍できる体”を作っていきましょう。
いつまでも自分の大好きなスポーツを続けていたい、または新しいことを始めたい。
素晴らしいことです!
”大丈夫!必ずまたプレー出来る!”
では、次回の”賢いトレーニングとは?”で!
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筆者:
佐々木優一
マレーシア オリンピック代表チーム帯同セラピスト
☆MS.,ATC.,LAT., NASM-PES。BOC認定アスレティックトレーナー(ATC)。
大学院レベルでファンクショナルトレーニングを学んだ唯一の日本人。
メジャーリーガーなど海外のトップ選手のケアを担当。
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投稿者:佐々木優一BOC認定トレーナ
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