膝が痛い!そんな時にほぐしたい筋肉その2【大腿筋膜張筋・TFL】
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投稿者:田辺拡也スポーツトレーナー

膝が痛い!そんな時にほぐしたい筋肉その2【大腿筋膜張筋・TFL】
今回も前回に引き続き、関節内の靭帯や半月板に着目するのではなく、
筋肉の張りによって膝に痛みが出やすい部位の紹介をして行きたいと思います。
第2弾は【大腿筋膜張筋】英語だとtensor fasciae latae。そのためTFLと略されることが多い筋肉です。
スポーツクラウド内にも多くのほぐし方をご紹介していますのでぜひ検索してみてください!
【大腿筋膜張筋・TFL】
膝の外側が痛いという選手の多くがこの筋肉が過緊張しています。
TFLは二関節筋という股関節、膝関節の2つにまたがった筋肉です。
臀部の横に位置する筋肉で腸骨の前方の出っ張り上前腸骨棘と腸骨稜から始まり
脛骨の外側に停止しています。
膝に伸びている部分が腸脛靭帯となります。
どんな動きをしているかと言いますと
大腿部の
・屈曲動作
・外転動作
・内戦動作
や大腿筋膜全体の緊張を保ってくれています。
左右の切り返し動作や
ランニングの際のブレを抑えるなど、どのスポーツでも使用頻度の高い筋肉です。
TFLが緊張している選手が走っている時などに正面から見ると
少しガニ股、膝が外側に上がっている場合が多くあります。
緊張したまま運動をすると、
股関節、膝関節の柔軟性の低下が起こり
「ランナーズニー」
「O脚」
「各靭帯、半月板へのダメージ」
に繋がりやすくなります。
そのためしっかりとケアをすることが大切です。
○ほぐし方
テニスボールや野球ボールなどで行うマッサージやストレッチがオススメです。
①、立位で脚をクロスさせます
②、そのままの姿勢をキープしたままクロスした脚をもとに戻します。
③、正面から見た際に体がくの字になるようにストレッチをしていきます。
いきなり③でもいいのですが一度①から行っていただくことで
股関節を横にずらす感覚とストレッチしている感覚が養くなります。
クロスしたままの前屈動作や
お守りを持った状態での【ウインドミル】トレーニングでもストレッチができます。
簡単なケアですが、いろいろな方向に動かして刺激を加えてみましょう。
ストレッチの際は力を抜くことを忘れないようにしましょうね。
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筆者:
田辺拡也(たなべひろや)
☆Sports Crowdトレーナー
施術申込:
オリンピック選手も通う強くなるためのスポーツ整体院
「Athlete BASE」 院長 http://athletebase.net
体を根本から改善する整体院
「ナチュラルーム」院長 http://naturaroom.net
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投稿者:田辺拡也スポーツトレーナー
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