【首の痛みやコリがあるときに】この筋肉をほぐしてみよう【第一弾 胸鎖乳突筋】
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
投稿者:田辺拡也スポーツトレーナー
【首の痛みやコリがあるときに】この筋肉をほぐしてみよう【第一弾 胸鎖乳突筋】
関節に付着する靭帯や椎間板に着目するのではなく、筋肉の張りによって首に痛みが出やすい部位の紹介をしていきたいと思います!
今回は首前面の筋肉「胸鎖乳突筋」に着目します。
胸鎖乳突筋は英語で「sternocleidomastoid」とっても長いのでSCMと呼ばれます。
どんなときに使う筋肉かと言いますと、首を前に曲げる(屈曲)動作や横に回す(回旋)際に使われます。
体表にある筋肉ですので、横を向いたときなどに筋肉の形がはっきりと見えます。
筋肉の場所は鎖骨と胸骨から始まり、耳の後ろの出っ張り部分の乳様突起という部分に付着しています。
(鎖骨頭と胸骨頭→乳様突起・上項線)
SCMはなかなかケアすることも少なく、硬くなっているのに気づいていない方も多くいます。
現代社会では前傾の姿勢が多く、SCMにも負担がかかりやすい傾向にあります。
SCMが硬く収縮してしまうと頭の位置が前に倒れてしまいます。
その影響から立っているときにも姿勢が崩れてしまいがちです。
猫背の方や、横から見たときに顔が前に行ってしまっている方などは、SCMが硬くなっているかもしれません。
姿勢はもちろんですが、肩コリ、首コリが酷い方は特にケアが必要です。
(関連痛の中には目の上の部分や耳、耳の後ろ部分などの痛もあります。)
それではケアの方法を紹介します。
頭の重さを使ったストレッチです。
【ケア方法】
①ベッドやソファなど段差がある場所に仰向けに横になります。
②ベッドの端から肩が少しはみ出るくらいまで体を出します。
③そのまま首から力を抜き、ダラーっとリラックスします。
④2〜3回深呼吸をします。この際に左右に向けるのもお勧めします。
⑤ゆっくりと起き上がります。
*注意点
首に痛みがある方は行う際に十分に気をつけて行ってください。
無理は禁物です。
◯ビデオで横から撮影するとなんだか顔が前に出ているような気がする
◯猫背が気になる
◯首・肩こりがきになる
方などに是非おすすめです!
簡単にできるケアですので、是非普段から行ってみてくださいね。
***********************************************
田辺拡也(たなべひろや)
☆Sports Crowdトレーナー
施術申込:
オリンピック選手も通う強くなるためのスポーツ整体院
「Athlete BASE」 院長 http://athletebase.net
体を根本から改善する整体院
「ナチュラルーム」院長 http://naturaroom.net
*************************************************
投稿者:田辺拡也スポーツトレーナー
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
【新着】関連記事
この記事を見た人はこんな記事も見てます。
-
からだが硬い人はこれから始めよう!骨盤ストレッチ
身体がかたくて開脚が出来ない人!たくさんいますよね。そん...
2015年12月10日
-
硬くなってしまったふくらはぎをゆるめてみよう!【シンスプリントの対策&ケア第三弾】
こんにちは、PRPの佐々木です。 今回はシンスプリント...
2017年11月21日
-
【怪我予防&パフォーマンス向上!】大腿筋膜張筋”TFL”のストレッチ
今日は運動や日常動作の中でも非常に大切な働きをしている『...
2017年06月29日
-
冬季練習を乗り切るために!足首の可動性を上げるエクササイズ4種
こんにちは。 アスレティックトレーナーの佐々木優一です...
2015年11月11日
-
【膝が内側に入る・・・】 RNTでニーインを直すランジエクササイズ
こんにちは、PRPの佐々木です。久しぶりのポストです。 ...
2016年08月29日
-
溜まった疲労を解消しよう!気持ちよく全身を伸ばす【10分間ストレッチ】
明日から練習や仕事、学校という方も多いのではないでしょう...
2017年01月22日
-
ダイナミックストレッチを知ろう!ツイストバックランジ編
ダイナミックストレッチの紹介をします!いわゆる動的ストレ...
2016年01月16日
-
動的ストレッチ4種
-
【筋力発揮にも影響!?】スポーツと「虫歯」の関係
-
青竹踏みで疲労回復!
-
腰痛改善 トリガーポイント療法
-
膝の痛み改善予防【適切なケアで障害を予防しよう】
-
【コンディション調整術】起床時の脈拍数で体調をコントロール!
-
一目で分かる!あなたの体脂肪率!
-
腰痛に使えるテーピング
-
【涼しくなると増えてくる】ハムストリングス肉離れの予防トレーニング3種目
-
シングルレッグストレッチ
-
ツーテッドツイスト
-
【腰痛予防にも◎】疲労が溜まりやすい『臀部』のストレッチ
-
【肩が重い、可動域が出ない方に】2人組で肩甲骨はがしを行ってみよう
-
シンスプリントのテーピング方法
-
鍛えるだけではダメ!腸腰筋のストレッチ方法
-
【疲労が抜けない方へ】腰部~臀部の筋肉を伸ばすストレッチング
Category New/カテゴリー新着情報
- 【たった3分で追い込める!】最強腹筋トレーニングメニュー「全方向から鍛えられる計6種類の腹筋サーキット...詳細【1日3分】室内でできる全身トレーニング(中級編)アスリートが考えた3分『全身トレーニング』 ...詳細【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細陸上競技
- 【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細【恐怖を超えた究極のスタート】コールマンから学ぶスタートの極意クリスチャン・コールマン(Christian ...詳細【長距離ランナー必見!】ランナーにオススメのトレーニング集オレゴンプロジェクト所属のゲーレン・ラップ選手...詳細ケガ・ストレッチ
- 下向肘上げ 改善エクササイズ【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向肘上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ②【ケガ予防フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細【梅雨の季節の体調管理】アスリートに必要な知識蒸し暑く過ごしづらい季節がやってきました。そう...詳細サッカー
- エムバぺ(フランス代表)はなぜあんなに速いのか!?[陸上コーチによる解説]先日4年に1度のワールドカップが行われ、日本代...詳細【W杯でも活躍!】サッカーイングランド代表が行なった〇〇を使ったトレーニング2018年ワールドカップ盛り上がりましたね! ...詳細【W杯でも大活躍】レアル・マドリードのトレーニング欧州チャンピオンズリーグ3連覇、今回のW杯でも...詳細【世界トップの瞬発力!】メッシ選手のアジリティトレーニング【間も無くW杯開幕!】5度のバロンドール受賞、5回のチャンピオンズリ...詳細栄養・食事
- 【瞬発的エネルギー!】クレアチン摂取タイミングのポイントと注意点クレアチンはアミノ酸の一種で、筋肉内のエネルギ...詳細【骨強化に】身長を伸ばす為に必要な栄養素【Jr世代は特に大切!】色々な競技の上で、身長が高いということが有利に...詳細【金メダリストの朝ご飯にも!?】正月によく食べるお餅の栄養&効能お正月はおせち料理やお雑煮など、お餅を食す機会...詳細【身体の調子を整える】サプリメントアプローチ「ZMA」普段の食事から摂取するのが難しい栄養素がある場...詳細野球