【太ももを上げにくい原因かも!?】股関節の機能をチェック!「トーマステスト」
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
投稿者:齋藤勇人スポーツトレーナー
【太ももを上げにくい原因かも!?】股関節の機能をチェック!「トーマステスト」
・走る際に太ももを高く上げる意識をしているのに高く上がらない
・骨盤周辺をうまく動かすことができない
・股関節周辺が硬いのか自分だとよくわからない など
このような悩みを抱えている方などは、今回紹介する「トーマステスト」を行ってみましょう。
このテストは自分の股関節の状態をチェックすることができます。
それでは動画を参考に行っていきましょう!
「やり方」
1 仰向けに寝た状態で、片側の膝を掴んで頭方向に引き寄せます。
2 この時に反対側の太ももが上がるかをチェックします
→もし上がってきた場合が大腿部前面の筋肉が硬くなっている可能性があります。
また、両側を比べることで自分の左右差をチェックすることができます!
ただ自分の状態を評価しただけでは、改善には繋がりません。
そこで、次のエクササイズを行っていきましょう!
「改善エクササイズ」
1 横向きに寝た状態で下にある足を前側で90度に曲げます。
2 上にある足首を手で掴み、膝を曲げて踵とお尻に近づけます。
3 大腿部前面が伸びていることを感じながら2分間行ってみましょう。
4 同様に反対側でも行います。(左右差がある場合は少しだけ長めに行うと良いですね)
「解説」
※こちらの文章は「momentum 姿勢バランス研究所」様の
YouTube動画作品の説明になります。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
股関節が硬くなってしまっている(拘縮)かを診る検査です。
反対側の膝を抱えるのにあわせて、骨盤は後傾に誘導され股関節が伸展位になり股関節の屈筋が伸ばされます。 このとき、屈筋が硬ければ動きにつられて太ももが持ち上がってしまうことがみられます。
太ももが持ち上がり、かつ反対との左右差がしっかりある場合に陽性(股関節 屈筋の拘縮あり)とします。 この検査では、屈筋の拘縮をみる以外にも、膝を抱え込むのがしっかりできるかどうかをみることで、骨盤の動きを評価することもできます。
骨盤の動きが悪い方は、しっかり膝を抱え込めない、股関節の前が詰まる、などが出ます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
スポーツパフォーマンスを高めるだけではなく、ケガを予防するにも大切なことは自己分析です。自分がどのような状態なのかを知り、今後どのような練習をしていくのかを考えるためにも評価は大切です。
今回紹介したテストも今の自分を知るためのきっかけになればと思います。
是非参考にしてみてください!
〈この動画は momentum 姿勢バランス研究所 様のYouTube動画です〉
*********************
齋藤 勇人(さいとう ゆうと)
スポーツトレーナー(大学トレーニングジム 高校ラグビー部etc.)
【ライセンス】
JATI-ATI
NSCA-CPT
SAQインストラクター
*********************
投稿者:齋藤勇人スポーツトレーナー
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
【新着】関連記事
この記事を見た人はこんな記事も見てます。
-
自己暗示で試合に勝つ!
自分は強い!自分なら出来る!と思って試合に挑むことはとて...
2015年12月03日
-
ランナーにお勧め!パフォーマンス向上ストレッチ
走る上で太ももは重要な部位になります。身体を支え、走る時...
2016年04月27日
-
見直そう!正しいランニングシューズの履き方!
ランニング初心者~上級者まで、ランニングシューズの履き方...
2016年06月01日
-
簡単にパフォーマンスアップ!!【足首のテーピング編】
今回は、足首の安定性を出すテーピングをご紹介していきます...
2016年05月25日
-
下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】
「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が低かった人...
2019年12月13日
-
スポーツシーズン本格到来!万が一のケガに備えて応急・ RICE処置
【ケガをしたら】 スポーツなどで怪我をしてしまった場合...
2016年04月01日
-
【けが防止に!】足首を柔らかくしてパフォーマンスをあげよう!
今回は足首を柔らかくするためのストレッチ方法をご紹介しま...
2016年11月10日
-
殿筋・腸腰筋周りの筋肉の動きを改善する、パターンエクササイズ②
-
【ぶれない体幹を作ろう②】体幹の連動と強化を行うスーツケース・デッドリフト
-
【腕振り改善にも!】首から肩にかけてを緩める簡単ストレッチ【肩こり解消】
-
ランニングパフォーマンスUP!
-
屈み保持 改善エクササイズ【ケガ予防フィジカルチェック用】
-
10分でできる簡単セルフケア『疲労回復にぴったりなコントラストバス』
-
寒い時期に気をつけたい!【低体温症について】
-
プールトレーニング
-
太もものストレッチ
-
【陸上U20世界選手権】男子100m決勝!
-
背中が重たい、だるいと感じた時に。背中のサポートテーピング
-
スタートの一歩目、うまく足に力が入らない、速く動かせない『何が原因なの?』
-
胸椎を伸展させるストレッチ!猫背改善、正しい姿勢をキープしよう!
-
ケガの回復を早める食事
-
誰でも出来る!練習後のケアに「下半身のマッサージ方法」
-
【動きにくいと感じる方へ】ハムストリングスのPNFストレッチ【柔軟性・可動域アップ】
Category New/カテゴリー新着情報
- 【たった3分で追い込める!】最強腹筋トレーニングメニュー「全方向から鍛えられる計6種類の腹筋サーキット...詳細【1日3分】室内でできる全身トレーニング(中級編)アスリートが考えた3分『全身トレーニング』 ...詳細【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細陸上競技
- 【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細【恐怖を超えた究極のスタート】コールマンから学ぶスタートの極意クリスチャン・コールマン(Christian ...詳細【長距離ランナー必見!】ランナーにオススメのトレーニング集オレゴンプロジェクト所属のゲーレン・ラップ選手...詳細ケガ・ストレッチ
- 下向肘上げ 改善エクササイズ【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向肘上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ②【ケガ予防フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細【梅雨の季節の体調管理】アスリートに必要な知識蒸し暑く過ごしづらい季節がやってきました。そう...詳細サッカー
- エムバぺ(フランス代表)はなぜあんなに速いのか!?[陸上コーチによる解説]先日4年に1度のワールドカップが行われ、日本代...詳細【W杯でも活躍!】サッカーイングランド代表が行なった〇〇を使ったトレーニング2018年ワールドカップ盛り上がりましたね! ...詳細【W杯でも大活躍】レアル・マドリードのトレーニング欧州チャンピオンズリーグ3連覇、今回のW杯でも...詳細【世界トップの瞬発力!】メッシ選手のアジリティトレーニング【間も無くW杯開幕!】5度のバロンドール受賞、5回のチャンピオンズリ...詳細栄養・食事
- 【瞬発的エネルギー!】クレアチン摂取タイミングのポイントと注意点クレアチンはアミノ酸の一種で、筋肉内のエネルギ...詳細【骨強化に】身長を伸ばす為に必要な栄養素【Jr世代は特に大切!】色々な競技の上で、身長が高いということが有利に...詳細【金メダリストの朝ご飯にも!?】正月によく食べるお餅の栄養&効能お正月はおせち料理やお雑煮など、お餅を食す機会...詳細【身体の調子を整える】サプリメントアプローチ「ZMA」普段の食事から摂取するのが難しい栄養素がある場...詳細野球