目的によって使い分けよう【鶏肉・豚肉・牛肉】

目的によって使い分けよう【鶏肉・豚肉・牛肉】
一般に肉は、たんぱく質、脂質、ビタミン類やミネラル類を豊富に含んでいる栄養価の高い食品です。
同じような栄養素を含んでいますが、それぞれ秀でて多く含有する栄養素を持っており、それがそれぞれの肉の特徴となっています。
鶏・豚・牛それぞれの長所を見ていきましょう。
【鶏肉】
味が淡白でやわらかく消化のよい鶏ひき肉は、お腹を温め消化吸収に優れ、病後の体力回復の滋養食として最適な肉です。
たんぱく質は良質で、必須アミノ酸含有は豚肉や牛肉よりも豊富です。
脂質は豚や牛の約半分で、コレステロールを低下させる不飽和脂肪酸を多く含有しているので、生活習慣病を心配することなく取ることができます。
ビタミンAは豚肉の約3倍強、牛肉の約10倍と多く含まれ、皮膚や粘膜を強化し、夜盲症などにも有効に働きます。ナイアシンも豊富で、ビタミンAの働きと一緒になり、皮膚を丈夫にします。
【豚肉】
肉類の中で最もビタミンB1を豊富に含有しており、その量は鶏肉の約6倍、牛肉の約8倍。糖質をエネルギーに変える働きを持つビタミンB1は「疲労回復のビタミン」とも呼ばれ、疲れの元になる乳酸が体内に溜まるのを防ぎます。
また神経や筋肉の働きをよくする作用もあり、イライラや肩こり解消にも有効です。
ビタミンAやE、B2もバランスよく含まれているため、細胞の若さが保たれ、健康な体を作ります。
【牛肉】
たんぱく質や脂質が豊富で、肉類の中では特に鉄分やビタミンB12が多く、鉄分は鶏や豚の2倍強、ビタミンB12は鶏の7.5倍、豚の4倍弱を含んでいます。ビタミンE含有は鶏肉の2.5倍と多く、不飽和脂肪酸の酸化を防ぐため、動脈硬化や老化を予防する働きも期待できますが、取り過ぎは禁物です。
豊富な鉄分と増血作用のあるビタミンB12の働きで、貧血が予防され、冷え症改善にも有効に働きます。常食することで気力が増し、胃腸が丈夫になります。
このように鶏・豚・牛で栄養価が違います。
私がおすすめするのは豚肉です。
豊富に栄養が含まれていますが、特にビタミンB1はスポーツ選手が摂取しなければならない栄養素です。
ケガをしないための体つくりは食事から!
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