怪我には栄養面からのアプローチも大切!【疲労骨折を未然に防ぐ】

怪我には栄養面からのアプローチも大切!【疲労骨折を未然に防ぐ】
疲労骨折は同じ箇所に、衝撃が繰り返し加わることで発生します。
・アスファルトのような硬い、地面からの反発が強い場所での練習
・ジャンプやランニングなど同じような動作を反復して行う競技
こういった状況で発生しやすい怪我です。
疲労骨折はなりやすい人、なりにくい人がいるのですがその違いは骨の質にあります。
骨には3つの特性があります。
◯骨の柔軟性
◯骨の弾力性
◯骨の可塑性(かそせい)
この3つの質が高ければ高いほど丈夫な骨となり、疲労骨折がしにくい質のいい骨になります。
この特性が低下する原因は、【年齢】【運動不足】【栄養不足】です。
残念ながら年齢は変えられないですし
運動の面はスポーツクラウドでたくさん紹介しているため
栄養の部分のお話をしたいと思います。
今回お伝えしたいのは【骨タンパク質】の質と量です。
骨タンパク質とは何かというとカルシウムを支え骨内に定着させる働きを持っている「ファイバープロテイン」とも呼ばれている特殊な繊維状のタンパク質です。
この骨タンパク質を増やすためには、「I型コラーゲン」の生成を高めてあげるのが効果的です。
手っ取り早く言うと
「コラーゲンを摂取する」
ことが大切です。
コラーゲンを摂取すると胃や小腸で分解されて吸収されます。
その後体内で再合成されるのですが、その際に必要なのが
「ビタミンC」
「ビタミンB群」です。
コラーゲンだけでなくこちらの栄養素を一緒に摂取することが大切です。
コラーゲンは
牛すじ・モツ・レバー・鶏皮・手羽先・軟骨・フカヒレなどの食材が代表的ですが
他にも魚の皮や骨にも多く含まれています。
1日の目安摂取量は5,000~10,000mgと言われ、日本人は平均的に足りていないと言われています。
こういった栄養素を摂り、骨の質を高めることで
疲労骨折になりにくい体づくりや、早期回復に繋がります。
栄養を考えるのは大変ですが、怪我は本当につらいことです。
一品食卓に加えたり、置き換えるなど工夫をしてみましょう!
【新着】関連記事
この記事を見た人はこんな記事も見てます。
-
朝のフルーツは金!
『朝のフルーツは金、昼は銀、夜は銅』ということわざがあり...
2015年06月14日
-
【試合当日】試合日の食事で気を付けるべきこと!
試合開始までにできるだけエネルギーを貯えておけば、パフォ...
2016年10月22日
-
夏バテを防ぐ水分補給
人間のカラダの約60%は水分からできています。体内ではさ...
2015年05月04日
-
【体調を崩しやすい今の季節に】栄養満点の黒ニンニクで免疫力アップ
様々な料理で大活躍のニンニク。普段目にするニンニクは中身...
2016年12月15日
-
クレアチン 摂取方法
【クレアチンの吸収率を高める方法】 ▽小分けにして摂取...
2015年04月24日
-
冬の味覚の王道「カニ」の栄養!あなたはカニみそ派!?身派!?
全国各地でカニ漁が解禁されました。カニの季節になると冬が...
2015年11月27日
-
食欲を2割おさえる ◯◯方法
飲食ではなく、◯◯をして食欲を抑える方法を紹介していきま...
2015年02月28日
-
【早期回復】ケガを早く治すために有効な食べ物とは?
-
リバウンド防止法
-
これはびっくり!ココナッツオイルの知られざる効果
-
【夏野菜】ズッキーニの栄養
-
[体格で相手を上回るために]増量したい時におさえたい3つのポイント
-
目的によって使い分けよう【鶏肉・豚肉・牛肉】
-
OS-1(経口補水液)とスポーツドリンクの違い
-
ビールの栄養!?
-
【激しい練習後は食欲がなくなる?】内臓疲労とスポーツの関係
-
スイカで暑い夏を乗り切れ!
-
補食の王様!意外と知られていないバナナの栄養!
-
グルタミン 摂取
-
柔らかくなっても大丈夫!バナナスムージーで美味しく栄養補給
-
お酢を飲むと柔軟性UPは本当⁉
-
アスリートの捕食には「チーズ」がおすすめ!【コンビニ補食シリーズ】
-
『夕食』は疲労回復の役割
Category New/カテゴリー新着情報
- 【たった3分で追い込める!】最強腹筋トレーニングメニュー「全方向から鍛えられる計6種類の腹筋サーキット...詳細【1日3分】室内でできる全身トレーニング(中級編)アスリートが考えた3分『全身トレーニング』 ...詳細【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細陸上競技
- 【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細【恐怖を超えた究極のスタート】コールマンから学ぶスタートの極意クリスチャン・コールマン(Christian ...詳細【長距離ランナー必見!】ランナーにオススメのトレーニング集オレゴンプロジェクト所属のゲーレン・ラップ選手...詳細ケガ・ストレッチ
- 下向肘上げ 改善エクササイズ【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向肘上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ②【ケガ予防フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細【梅雨の季節の体調管理】アスリートに必要な知識蒸し暑く過ごしづらい季節がやってきました。そう...詳細サッカー
- エムバぺ(フランス代表)はなぜあんなに速いのか!?[陸上コーチによる解説]先日4年に1度のワールドカップが行われ、日本代...詳細【W杯でも活躍!】サッカーイングランド代表が行なった〇〇を使ったトレーニング2018年ワールドカップ盛り上がりましたね! ...詳細【W杯でも大活躍】レアル・マドリードのトレーニング欧州チャンピオンズリーグ3連覇、今回のW杯でも...詳細【世界トップの瞬発力!】メッシ選手のアジリティトレーニング【間も無くW杯開幕!】5度のバロンドール受賞、5回のチャンピオンズリ...詳細栄養・食事
- 【瞬発的エネルギー!】クレアチン摂取タイミングのポイントと注意点クレアチンはアミノ酸の一種で、筋肉内のエネルギ...詳細【骨強化に】身長を伸ばす為に必要な栄養素【Jr世代は特に大切!】色々な競技の上で、身長が高いということが有利に...詳細【金メダリストの朝ご飯にも!?】正月によく食べるお餅の栄養&効能お正月はおせち料理やお雑煮など、お餅を食す機会...詳細【身体の調子を整える】サプリメントアプローチ「ZMA」普段の食事から摂取するのが難しい栄養素がある場...詳細野球