噛み合わせと運動能力

噛み合わせと運動能力
「歯を食いしばる」という言葉があるように辛い時、全力を尽くしたい時は歯をぐっと噛み締めるものです。歯を噛み締めると、頸椎の配列が揃うのですが噛み合わせが悪いと頸椎が歪んで肩こりや頭痛などを引き起こす原因になってしまいます。
そして歯の噛み合わせの影響は運動神経が通っている三叉神経にも伝わってしまいます。噛み合わせが悪いと三叉神経に悪影響を及ぼし、運動能力を完全に発揮できないのです。
逆に、歯の噛み合わせが正常化していると三叉神経は安定し、運動神経の機能が向上して身体能力が発揮されやすくなるのです。
歯の噛み合わせを正常にすることはスポーツ選手にとって非常に重要な意味を持っています。
噛み合わせの正常化は身体が本来持っている力をより引き出しやすくするため、スポーツ選手にとっては安全でクリーンな強化方法と言えます。
その為、大きな大会などに向けて噛み合わせを矯正する選手は結構多いのです。
例えば80年代の陸上競技を代表する選手であるカール・ルイスは、88年のソウルオリンピックの前に歯列矯正を行っていて、100m走で金メダルを獲得しています。
日本を代表する野球選手のイチローは、生まれつき歯並びが非常に綺麗で、スポーツ選手として理想的な噛み合わせを持っているといわれています。
スポーツなどで歯を噛み締める時、奥歯には自分の体重以上の力が掛かっていると言われます。その為、重量挙げのように瞬間的に力をだす競技の選手は奥歯がすり減ってしまっているのです。つまり、歯が健康でないと噛み締める力に負けてしまい割れたり砕けたりしてしまうのです。
歯の健康を害する原因となるのが虫歯や歯周病などの歯の病気です。イチロー選手も歯の健康を維持するために、1日に5回も歯を磨いているそうです。
このように、スポーツ選手として大成するには身体だけでなく歯の健康にも気を使う事が大事なのです。
(参考: 噛み合わせ改善マニュアル)
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