ウエイト前に必ずチェック!ウエイトに必要な柔軟性を見極めるトータッチ
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投稿者:佐々木優一BOC認定トレーナ
ウエイト前に必ずチェック!ウエイトに必要な柔軟性を見極めるトータッチ
こんにちは。
アスレティックトレーナーの佐々木優一です。
今回はセルフチェックのトータッチを紹介します。
これから冬季トレーニングが始まると、ウエイトトレーニングが増えてくると思います。
ウエイトトレーニングは、正しい姿勢で行わないと効果が出ないばかりか筋バランスが悪くなったり、ケガにつながることもあります。
たとえ方法が合っていたとしても、疲労などで柔軟性が低下していると意識しても正しい姿勢で行うことは困難です。
今回のセルフチェックをウエイトの前に必ず入れることで、柔軟性をチェックでき確実なトレーニングにつなげることができるので、是非習慣づけてみてください。
○対象:
ウエイトを行うすべての人
○目的:
・自然に体を折りたためるだけの可動性、安定性、そして体全体のフレクション・パターンがあるかどうかを確認する。
・体重を股関節から後ろに移動させれるかどうかを確認する(ほぼすべてのスポーツの動きに当てはまります)。
・選手がデットリフトやクリーンができるだけの”自然な”可動性、安定性、そしてモーターコントロールを必要最低限持っているかどうかを確認する。
○方法:
・足を揃えてつま先を触れるか。
・触れなければ、片足ずつ台座に乗せて同じくつま先に触る
十分な柔軟性があるか、触れない場合はどちらの足に問題があるのかをチェックすることができます。
問題の場所が分かったらその部分をほぐすなどして柔軟性をまず高めてからウエイトトレーニングを行いましょう。
○注意点:
・必ず選手が安全にできる所でする。
・痛みが出る場合は、一度止めて原因を究明する。
ほとんどの人には左右差があるので、たとえ両足でつま先を触れたとしても片足をチェックすることをおすすめします。
一見すると簡単なことですが、これをやらなかったばかりに十分な柔軟性がないままでウエイトを行い、片方に余分な負荷がかかり肉離れをしてしまう人を多く見ます。
トップアスリートの人はこういう小さなことをしっかり大事にできるからこそ強くなれているので、是非習慣にしてみてください。
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筆者:
佐々木優一
☆MS.,ATC.,LAT., NASM-PES。BOC認定アスレティックトレーナー(ATC)。
アメリカで活動を行っており、テネシー州Lee Universityの野球チームをメインに
幅広く学生アスリートの怪我の予防プログロムの作成やリハビリなどを担当。
➣詳しいプロフィールはこちら;
https://performancerestoration.wordpress.com/profile/
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投稿者:佐々木優一BOC認定トレーナ
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