【動きの安定性UP!】中殿筋をしっかりと使えるようにするトレーニング【フットロッキング】
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
投稿者:佐々木優一BOC認定トレーナ
【動きの安定性UP!】中殿筋をしっかりと使えるようにするトレーニング【フットロッキング】
中殿筋が大事とよく言われますが、本当に使えていますか?
今回は、中殿筋での筋肉の連動を覚えるフットロッキングをご紹介します。
これができるかできないかで、動きの安定性が格段に変わってきます。
動画では応用的な練習も紹介しています。
○目的:
歩いている時、走っている時に、体の側面の安定性を担う筋肉の一つ中臀筋と小臀筋の収縮パターンの改善すること。
(ヒールストライクが合図となって中臀筋の後部と小臀筋が収縮して、股関節を安定させているのでこのエクササイズを考えてみました)
自分はこれをアイティーバンド、ハムストリングス、股関節の痛みがあるアスリートのリハビリの一環にさせています。
(もちろんこれは全てのアスリートに有効という訳ではありませんので、しっかりとした怪我のチェックが必要です。)
○方法;
パッドを踏みつけて、前後に体重移動。
○効果:
中臀筋の収縮パターンの改善を無意識のレベルで行えるようになります。
(中臀筋は3つの部分に分かれていて、歩いている時には後方から順番に収縮していきます。)
歩く時、走る時の体重移動パターンの改善できます。
バリエーションによってはコアや肩の安定性の向上ができ、片足でのエクササイズ、歩きながら・走りながらのエクササイズのワンクッションになります。
○注意点:
・必ず選手が安全にできる所でする。
・痛みが出る場合は、一度止めて原因を究明する。
・背中は絶対に反らないこと
・ケトルベルを使ってのバリエーションをする場合は、必ず肩の可動性・安定性があることを確認してからするようにしてください。
中殿筋が後方から順にスムーズに収縮するようになれば、安定性が高まるとともに動きに流れが生まれます。
意外にできない人が多いので、使う筋肉を意識してぜひマスターしてください。
<主要参考文献:>
The Functional Anatomy of Hip Abductors Al-Hayani A Folia Morphol. 68(2);2009;98-103
Hip Anatomy and Biomechanics in the Athletes Hughes PE, Hsu JC, Matava MJ Sports Med. Atrtho. Review 10:2002:103-114
The Functional Anatomy of Tensor Facia Latea and Gluteus Medius and Minimus Gottschalk F, Kourosh S, Leveau B J. Anat. 1989 179-189
EMG Analysis of Gluteus Medius Subdivisions during Modified Unilateral Biofeedback Exercises for the Lower Limbs Heo HJ, An Dh, Yoo WG, Oh JS, J. Phys. There. Sri. 25:85-88: 2013
***********************************************************************
筆者:
佐々木優一
マレーシア オリンピック代表チームトレーナー
☆MS.,ATC.,LAT., NASM-PES。BOC認定アスレティックトレーナー(ATC)。
大学院レベルでファンクショナルトレーニングを学んだ最初の日本人。
メジャーリーガーなど海外のトップ選手のケアを担当。
************************************************************************
_________________________________________________________________________
10万人を検査して分かった「ケガをする人の共通する特徴」。
整形外科医や理学療法士らとそれらを整理し、ケガを予測できる日本で初めての診断ができました。
それがスポーツクラウドの「フィジカルチェック」です。
今まで見えなかった各選手が持つ部位別のケガ危険度が数字で明らかになるとともに、改善すべき項目が明確になりケガを予防できるようになります。
それだけでなく『記録や成績の向上』も見られ、強くなるための測定としても多くのスポーツの強豪校が実施してくれるようになりました!
詳しくはメニューの(フィジカルチェック)の項目をご覧ください。
URLはこちら⇒http://sports-crowd.net/_physicalcheck.php
【利用者10000人突破を記念キャンペーン】
皆様への感謝を込めて、通常1人1500円⇒1000円に!
ケガに悩むチームや選手の方、ケガせず強くなるための日本初の測定を是非この機会に体験してみてください!
※2回目以降のチームでも適用可
※11月~1月にお申し込みをいただいたチームや団体が対象
_________________________________________________________________________
投稿者:佐々木優一BOC認定トレーナ
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
【新着】関連記事
この記事を見た人はこんな記事も見てます。
-
【反応能力×俊敏性】ウォーミングアップに取り入れたい「トライアングルドリル」
相手の動きに反応する、味方の動きに反応する、ボールに反応...
2017年06月11日
-
ベストボディジャパンのようなキレイで格好いい身体に!アームカール
ベストボディジャパン2015年京都大会優勝を果たした安孫...
2016年03月14日
-
31歳で進化し続ける!琴奨菊のトレーニング
24日 大相撲初場所千秋楽にて、日本出身力士で10年ぶり...
2016年02月01日
-
一度はやってみたい技<縄跳び>
縄跳びトレーニングは様々な効果に期待出来ます。最近ではダ...
2015年07月31日
-
究極のサーキットトレーニング
先日、フランク・メドラノ氏の「究極の自重トレーニング」を...
2015年06月12日
-
バスケットボール ドライブ
ドライブ中に止まることなく大きく切り替えるようにします。...
2015年02月09日
-
足を挙げるクランチ!クロスレッグリバースクランチ
クロスレッグリバースクランチと呼ばれる体幹トレーニングを...
2016年07月29日
-
毎日のトレーニングの補助運動に!肩甲骨可動域を広げるトレーニング
-
現役ボディービルダーから学ぶ!広背筋、僧帽筋を鍛えるラットプルダウン
-
足の裏から爆発的な力を!トレーニング編
-
プッシュアップ
-
【超ハイレベル】鉄棒を使った自重トレーニング7種目!【強靭な肉体】
-
1分間で効果抜群!レッグU!
-
今日はどれにする?8種類の腕立て伏せをしよう!
-
【小学生】腕立てじゃんけん
-
ケガによるブランク防止におすすめ!水中ウォーキング
-
挑戦!6分体幹サーキット
-
お相撲さんの短距離走
-
【冬季の練習前に!】股関節の可動域を向上させる動的ストレッチ&トレーニング
-
たった8分間で腹筋がバキバキに!腹筋サーキット
-
チューブトレーニング
-
【ダイエット】ヒップアップ
-
これぞエンターテイメント!ストリートバスケのスーパープレー集
Category New/カテゴリー新着情報
- 【たった3分で追い込める!】最強腹筋トレーニングメニュー「全方向から鍛えられる計6種類の腹筋サーキット...詳細【1日3分】室内でできる全身トレーニング(中級編)アスリートが考えた3分『全身トレーニング』 ...詳細【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細陸上競技
- 【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細【恐怖を超えた究極のスタート】コールマンから学ぶスタートの極意クリスチャン・コールマン(Christian ...詳細【長距離ランナー必見!】ランナーにオススメのトレーニング集オレゴンプロジェクト所属のゲーレン・ラップ選手...詳細ケガ・ストレッチ
- 下向肘上げ 改善エクササイズ【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向肘上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ②【ケガ予防フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細【梅雨の季節の体調管理】アスリートに必要な知識蒸し暑く過ごしづらい季節がやってきました。そう...詳細サッカー
- エムバぺ(フランス代表)はなぜあんなに速いのか!?[陸上コーチによる解説]先日4年に1度のワールドカップが行われ、日本代...詳細【W杯でも活躍!】サッカーイングランド代表が行なった〇〇を使ったトレーニング2018年ワールドカップ盛り上がりましたね! ...詳細【W杯でも大活躍】レアル・マドリードのトレーニング欧州チャンピオンズリーグ3連覇、今回のW杯でも...詳細【世界トップの瞬発力!】メッシ選手のアジリティトレーニング【間も無くW杯開幕!】5度のバロンドール受賞、5回のチャンピオンズリ...詳細栄養・食事
- 【瞬発的エネルギー!】クレアチン摂取タイミングのポイントと注意点クレアチンはアミノ酸の一種で、筋肉内のエネルギ...詳細【骨強化に】身長を伸ばす為に必要な栄養素【Jr世代は特に大切!】色々な競技の上で、身長が高いということが有利に...詳細【金メダリストの朝ご飯にも!?】正月によく食べるお餅の栄養&効能お正月はおせち料理やお雑煮など、お餅を食す機会...詳細【身体の調子を整える】サプリメントアプローチ「ZMA」普段の食事から摂取するのが難しい栄養素がある場...詳細野球