【膝が内側に入る・・・】 RNTでニーインを直すランジエクササイズ
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投稿者:佐々木優一BOC認定トレーナ
【膝が内側に入る・・・】 RNTでニーインを直すランジエクササイズ
こんにちは、PRPの佐々木です。久しぶりのポストです。
今日は皆さんが忘れかけていたトピックです!。。。。
膝が関係します!そうニーインです。
膝を曲げる際に、内側に入ってしまうニーイン。
特にジャンプの着地時にこうなると負荷が足の内側に全部来るので、非常に危険です。
今回はランジを例にしてニーインをRNT(反応性神経筋トレーニング)で直していく方法です。
最初に断っておきたいのはバンドを使う方法だけがRNTではないということです。
今から紹介する方法以外にもたくさんあります。
方法に関しては動画をご覧ください。
こちらでは、ランジへの理解を深めていきたいと思います。
ランジパターンは左右の足が反対のことをするのが特徴です。
前に行くフロントランジであれ、後ろに行くバックランジであれ、左右に行くサイドランジあれ、片方の足はヒップフレクションは反対はヒップエクスステンション(フロント・バックの場合)、もしくはニーエクステンションかフレクション(サイドランジの場合)をします。
そして、体を支えるためのベースを見てみましょう。
ランジを始める時は必ず2本の足で立ちます。そして、足を前後、もしくは左右のどちらかに蹴り出す際に片足になります。
最後に両方の足は非対称的な位置で体を支えます。
ランジパターンを機能的にざっくり解体しましたが、キーワードは体を支える足の位置の非対称とスクアット・ヒップヒンジと違い体を安定させる足の数が非常に早くに変わっていくことです。(2−1−2・非対称)
ここから何が言えるのか?
ランジパターンの際に脳はめまぐるしく変わる体の土台、つまり足の位置に対応していかなければいけません。
端から見ると簡単で当たり前な動きのパターンですが、機能的に解体していくと体を安定させるために脳がこの簡単な動きのパターンで作り出される情報をどれだけ処理しているかがわかります。
では、この体の土台の変化と脳における情報処理がどういう関係があるのか?
簡単に言うとアスリートがランジパターンが出来ないということです。
もしくは、足を蹴り出して支えるという動きのパターンがしっかりと脳でプログラムされていないということがわかります。
この時に大事なのはアスリートがランジパターンをするだけの可動性と安定性があるのか?ということです。
ない場合は必ずこの2つを持つようにしましょう。
この2つを持っていてランジパターンができないということはまだ動きのパターン化出来ていないことがわかります。
なので今回のようにチューブで脳神経系へのアプローチができるRNTは有効な手段の一つです。
最後にスクアットやデッドリフトが出来ないアスリートにランジをやらせるストレングスコーチやアスレティックトレーナーがいます。
これは怪我助長させているようなもんです。
スクアットやデッドリフトに比べランジの方が脳で処理しなければいけない情報が多いからです。
多くても処理できればいいんですが、(つまり十分な可動性と安定性がある)なければ代償運動を生み出し怪我を助長させます。
そもそも、十分な可動性と安定性があればデッドリフトやスクアットが出来なければおかしいです。
順番としては、ヒップヒンジーデッドリフトースクアットーランジの順に出来るようにしましょう。
この動画はスポーツクラウドと連携している「Performance Restoration Project」の作品です。
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筆者:
佐々木優一
マレーシア オリンピック代表チーム帯同セラピスト
☆MS.,ATC.,LAT., NASM-PES。BOC認定アスレティックトレーナー(ATC)。
大学院レベルでファンクショナルトレーニングを学んだ唯一の日本人。
メジャーリーガーなど海外のトップ選手のケアを担当。
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投稿者:佐々木優一BOC認定トレーナ
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