体幹強化に特化したスタビライゼーション【ベイビープランク】
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2016年11月16日
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投稿者:佐々木優一BOC認定トレーナ
体幹強化に特化したスタビライゼーション【ベイビープランク】
こんにちは。
アスレティックトレーナーの佐々木優一です。
今回は、コアを鍛えるベイビープランクです。
日本でよく行われるフロントプランク(スタビライゼーションと呼ばれて行われることが多い)でよく見られるのが、翼状肩甲もしくは立甲(肩が後ろに引けて肩甲骨が出た状態)で体を支えてしまうケースです。
この場合、肩甲骨周りで代償運動が起こってしまい、体幹のトレーニング効果を減らしてしまいます。
そのため、もし体幹トレーニングとして行うのであれば、肩甲骨がニュートラルな状態で行うのがベストです。
ベイビープランクではこの肩甲骨による代償運動を避けて、体幹トレーニングとしての効果を高めることができます。
以下に要点を整理してみます。
○目的:
代償運動なしでコアトレーニング。
○方法;
うつ伏せの状態になります。
両方の前腕を合わせます
前腕を上半身で覆います。
(フロントプランクと違い肘を90度以上大丈夫です)
コア、腰、そして膝をあげましょう。
15秒から20秒、この状態を保持します。
○効果:
翼状肩甲や立甲などの代償運動なしでコアに特化したトレーニングが出来ます
※上の場合、肩甲骨周りで力を受けてしまいます。
○注意点:
・必ず選手が安全にできる所で行いましょう。
・痛みが出る場合は、一度止めて原因を究明してください。
ベイビープランクは、通常のプランクを行う際の体の使い方を身に着ける導入としても有効です。
是非一度行ってみてください!
お知らせ:
11月27日に都内で自分のワークショップを開催することになりました。
この記事のような内容を詳しくご紹介し、みなさまのパフォーマンスアップに貢献していきたいと思っています。
詳細はスポーツクラウドトップページのピックアップ欄にあるイベントから。
もしくはフェイスブックのイベントよりチェックしてください。
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筆者:
佐々木優一
マレーシア オリンピック代表チーム帯同セラピスト
☆MS.,ATC.,LAT., NASM-PES。BOC認定アスレティックトレーナー(ATC)。
大学院レベルでファンクショナルトレーニングを学んだ唯一の日本人。
メジャーリーガーなど海外のトップ選手のケアを担当。
リオ五輪でマレーシアチームから出た銀メダリスト、パラの金メダリストを複数担当(パラはすべて世界記録)
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投稿者:佐々木優一BOC認定トレーナ
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