【パフォーマンスに直結】腸腰筋の機能と使い方
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投稿者:荒川優元100m選手:スプリントコーチ
【パフォーマンスに直結】腸腰筋の機能と使い方
腸腰筋という言葉を聞いた事がありますか?
陸上競技の世界では良く出てくる言葉(筋肉)です。
腸腰筋は、体の奥にある深部筋郡の
「大腰筋」と「小腰筋」、「腸骨筋」を指します。
特に今回はメインとなる大腰筋と腸骨筋についてです。
●大腰筋・・・背骨と足の付け根を結ぶ筋肉
【起始】T12(椎体)、L1~5(椎体、横突起)
【停止】大腿骨(小転子)
●腸骨筋・・・骨盤と足の付け根を結ぶ筋肉
【起始】腸骨(腸骨窩)
【停止】大腿骨(小転子)
映像を見て頂くと二つの筋肉の場所が分かると思います。
大腰筋は脊柱から伸びているため、腰痛の原因ともなります。
(詳しくは、「腰が痛い!そんな時にほぐしたい筋肉その2【腸腰筋】」をご覧ください。)
また、陸上競技の世界で良く出てくるという事は、速く走る為にもとても重要な筋肉なのです。
では、どのような働きがあるのでしょうか?
●太ももを持ち上げる動作
●骨盤を前傾させる働き
この2つが大きな働きです。
大腰筋は、特に骨盤伸展時からの足の振り戻し(足を後ろから前に持ってくるとき)に最も働きます。
速く走る為には、足が素早く上がって来る事がとても重要になってきます。
この筋肉を使って走るイメージを持つと足の動きが大きくなると思います。
これまでイメージした事のない方は是非イメージしてみて下さい。
逆にうまく使えない方は、①腸腰筋は疲労している、②筋肉の張りにより柔軟性を失っている、③腸腰筋の筋力不足、④腸腰筋を使うという感覚がまだ体にない、などの原因が考えられます。
「ケガ予防フィジカルチェック」のページにて腸腰筋を使うためのエクササイズを掲載しているので、そちらも参考にしてみてください。
(記事名:座位足上げ 改善エクササイズ【ケガ予防フィジカルチェック用】)
どこの筋肉を使って動かしているのかを把握することはパフォーマンス向上に必要な事なので、映像を見て筋肉の場所を覚えると良いと思います!
この動画は「活法研究会」様の作品です。
投稿者:荒川優元100m選手:スプリントコーチ
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