銅メダリスト!ベテラン、塚原直貴のウォーミングアップ
銅メダリスト!ベテラン、塚原直貴のウォーミングアップ
塚原直貴選手は100m、10秒09の日本歴代7位の記録をもち、2008年の北京五輪では4×100mRにおいて1走を走り銅メダルを獲得しました。日本選手権では過去に100mで3連覇をするなど、今でもトップを走り続けるアスリートです。
この映像は2015年、4月に行われた織田記念のときのウォーミングアップ映像です。この大会では100mにおいて2位になっています。
<ここに注目!>
ウォーミングアップの1部分ではありますが、注目すべきは股関節、膝の可動域の大きさと、接地の瞬間に逆足がすぐに前へ移動している切り替えの速さです。
おそらく塚原選手自身はこの動きを脱力した状態で動きを確認する程度で行っているでしょう。しかし、見ている側だとこの動きだけでも素早く動いているように見えてしまいます。
この可動域の大きさのままスピードをあげることで大きなストライドを獲得することが出来ます。また切り替えの速さをスピードをあげた状態で行うことにより高速なピッチを生むことが出来ます。
実際にドリルの後に軽く走っているところをみると、大きなストライドと膝がしっかりと前へ前へ動いています。塚原選手は大きな身体と強靭な肉体、鍛えられた臀部を生かした大きな走りをウォーミングアップから作り上げています。
<ここを真似したい!>
真似したい部分はドリル中、大きな可動域、素早い切り替えはもちろんですが、足を動かしている瞬間も、足だけを動かしているのではなく、上半身も同時に前へ移動するようにしていることがわかるでしょうか?腰と足が同時に前へ移動することにより、全身を速く移動させることに繋がります。よく中学、高校生は足だけの動きを重視してしまうことに陥りがちです。足だけではなく、全身を動かすように意識してみましょう!冬の間からシーズンを見越した練習をすることにより、ライバルに差をつけることが出来ますよ!
この映像は「Shimomura Haruka」様の作品です
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