長距離ランナー必見!意外と必要なトレーニング
- 【関連ワード】
- 長距離
- オレゴンプロジェクト
- ゲーレンラップ
2016年08月26日
長距離ランナー必見!意外と必要なトレーニング
リオ五輪において男子10000mで5位、男子マラソンでは銅メダルに輝いたアメリカ代表、オレゴンプロジェクト所属のゲーレン・ラップ選手。
彼は長距離選手らしい細身な体型ですが、長距離ランナーにも意外と必要なトレーニングを行っているからこそ、マラソンなどの長い距離や10000mの移り変わるスピードやラストの驚異的なスパートに対応できる身体作りが出来ていると考えられます。
では、どのようなトレーニングを行っているのか。気になりますよね。
少しだけではありますが、覗いてみましょう!
まず基本となる体幹トレーニングです。あえてアンバランスなところで鍛えることで全身をくまなく鍛えることが出来ます。アンバランスなところで鍛えても意味がないという声もありますが、アンバランスなところで鍛えることにより、不自然で意図しないような動作にも対応できる身体作りを行うことが出来ます。
自分の許容範囲内で鍛えることも必要ではありますが、身体をくまなく鍛えられているかというと、そうではありません。平面で鍛えることよりも立体的に身体を鍛えることが重要になってきます。
次にアジリティトレーニングです。
ラダーなどを用いた細かい動き、大きな動きのなかで素早さを意識的に生みだします。海外選手はラスト400mを60秒を切るスピードでスパートをかけます。このスピードを出せる長距離選手はなかなかいないでしょう。10000mにしても、9400m走ったあとに60秒を切ってくるのですから相当なスピードの持ち主でないと出せないタイムです。
これらのスピードを養うためにも速い動きは長距離選手にも必要になります。
そしてウエイトトレーニングです。
クリーンやスクワットなど相当な重量で行っていることが見てわかると思います。長距離選手はロングジョグや長い距離を高いスピードで走っていても肺は鍛えられるかもしれませんが、筋力への効果は薄いでしょう。
また、距離を踏むトレーニングは怪我が伴います。なぜ怪我をするのか考えたときに、筋力量の不足があげられます。自分の身体を長い時間支える筋力がなければ骨に異常が出ます。骨を包む筋肉を鍛えないかぎり、長距離を走る体力は養えないでしょう。
長距離を専門にしている選手で長い距離を走ってばかりの方はトレーニング方法を改めて考えてみる機会になるのではないでしょうか。
この映像は「The Oregonian」様の作品です
【新着】関連記事
この記事を見た人はこんな記事も見てます。
-
コリンズに学ぶ100mの極意
今年の2月、とんでもない記録が達成された。 Pedro...
2015年05月11日
-
ゲブレセラシェの接地
ゲブレセラシェは身長164cmと小柄ながら、10000m...
2015年10月12日
-
桐生選手はなぜ速い?
【筆者】 荒川優、100mの記録は10.5、ニュージー...
2015年03月31日
-
キングオブアスリート!十種競技世界記録保持者に迫る!
昨年の陸上北京世界選手権において、男子十種競技の世界記録...
2016年01月27日
-
肩甲骨・腕周り強化補強
【目的】 肩甲骨や腕周りを強化するための補強です。 ...
2015年02月08日
-
オルバーニ大学(アメリカ)のウエイト風景
ニューヨーク州立オルバーニ大学の陸上競技部のウエイトトレ...
2015年09月17日
-
史上最高スプリンター、ボルト選手の走りを真似してみよう!
先月のリオ五輪でも3冠を達成し、最後まで「速いボルト」で...
2016年09月05日
-
ハンマーウォーク
-
男子三段跳世界記録から学ぶ
-
トップ選手が行うサーキットトレーニング【アリソンフェリックス選手】
-
【男性顔負け】ジーターの筋トレ
-
軸を意識してみよう!ポールを使ったハードルドリル
-
どこまで伸ばせる!?距離が長いボックスジャンプに挑戦
-
体を思った通りに動かそう!ラダー開閉ジャンプ
-
ウォーミングアップでの動き作り「両腕前回し」
-
アリソンフェリックス 鉄棒トレ
-
ルメートルのスタート
-
下り坂での重心移動をマスター②
-
まだまだ見せます!パウエルのウエイトトレーニング!
-
股関節の速い切り替え動作をギャロップ走で身につけよう!
-
ホッピングの脚さばきが身につくトレーニング!
-
【つま先を前に向ける意識は逆効果かも…】トップ選手から学ぶ、"内転筋"を使った効率的走り方!
-
【冬季トレーニングにおすすめ】体幹・肩甲骨周りの機能性を高める【サイドハンドウォーク】
Category New/カテゴリー新着情報
- 【たった3分で追い込める!】最強腹筋トレーニングメニュー「全方向から鍛えられる計6種類の腹筋サーキット...詳細【1日3分】室内でできる全身トレーニング(中級編)アスリートが考えた3分『全身トレーニング』 ...詳細【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細陸上競技
- 【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細【恐怖を超えた究極のスタート】コールマンから学ぶスタートの極意クリスチャン・コールマン(Christian ...詳細【長距離ランナー必見!】ランナーにオススメのトレーニング集オレゴンプロジェクト所属のゲーレン・ラップ選手...詳細ケガ・ストレッチ
- 下向肘上げ 改善エクササイズ【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向肘上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ②【ケガ予防フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細【梅雨の季節の体調管理】アスリートに必要な知識蒸し暑く過ごしづらい季節がやってきました。そう...詳細サッカー
- エムバぺ(フランス代表)はなぜあんなに速いのか!?[陸上コーチによる解説]先日4年に1度のワールドカップが行われ、日本代...詳細【W杯でも活躍!】サッカーイングランド代表が行なった〇〇を使ったトレーニング2018年ワールドカップ盛り上がりましたね! ...詳細【W杯でも大活躍】レアル・マドリードのトレーニング欧州チャンピオンズリーグ3連覇、今回のW杯でも...詳細【世界トップの瞬発力!】メッシ選手のアジリティトレーニング【間も無くW杯開幕!】5度のバロンドール受賞、5回のチャンピオンズリ...詳細栄養・食事
- 【瞬発的エネルギー!】クレアチン摂取タイミングのポイントと注意点クレアチンはアミノ酸の一種で、筋肉内のエネルギ...詳細【骨強化に】身長を伸ばす為に必要な栄養素【Jr世代は特に大切!】色々な競技の上で、身長が高いということが有利に...詳細【金メダリストの朝ご飯にも!?】正月によく食べるお餅の栄養&効能お正月はおせち料理やお雑煮など、お餅を食す機会...詳細【身体の調子を整える】サプリメントアプローチ「ZMA」普段の食事から摂取するのが難しい栄養素がある場...詳細野球