2011年、福島千里SD
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投稿者:編集部スポーツクラウド
2011年、福島千里SD
こんばんは、今日は女子200mの予選と男子200mの準決勝が行われますね。
あの舞台で走れることをとてもうらやましく思います。
さて、今回は2011年の福島千里選手のスタートダッシュを見ていきたいと思います。
これはテグ世界選手権が行われていた時期の映像です。
この大会の100mは予選を11秒35、準決勝は11秒59で走りました。200mも23秒25で予選を突破し、準決勝は23秒52でした。
この時期のスタートと、現在のスタートを比較してみると脚の運び方、上体の傾き、重心移動など全てが変わってきているといえます。
まず大きく変わった点が、上体の角度と強さです。この映像はスタートの飛び出しから一歩、二歩の着地の際、腰が曲がってくの字になっています。また、脚の回転も膝は前に出るものの、接地から後ろ回転の時間が長くなっています。
おそらく全力疾走ではない(スロー再生でも勢いが違うことから考えられる)ので、脚の回転に関しては後ろ回転の時間が多くなるのは仕方が無いことですが、全体的に今の福島選手のスタートのほうが確実に速いと思われます。
加えて、今大会の100m予選で見せてくれた後半のブレのない走りと高速なピッチからだんだんとストライドが大きくなってそれを維持できる後半の力強さを200mでも見せてくれることで、自身のもつ200mの日本記録に近い記録が出るのではないかと思われます。
今大会で11秒2と11秒3をそろえてきたことから、世界大会で戦うメンタルが備わっていると思います。
ぜひ進化している福島選手の走りをご覧下さい。
また、こちらの映像でも見習うでき点はたくさんあります。一歩目までの姿勢を女性がとれることはなかなかなく、この姿勢が取れるだけでもスタートが飛び出せるようになるでしょう。また、接地の際も膝が潰れることなく低い姿勢をキープできていることは、自然に重心を前に傾けて肩、腰、膝を上手く連動できている証拠です。実際に11秒3で走っているスタートですので参考にしてみましょう。
この映像は「MattyBDEPT」さまの作品です
投稿者:編集部スポーツクラウド
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