ジャンプの反動を利用しよう!ボックスからメディシンフロント投げ
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2016年03月29日
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投稿者:窪田 望都100mマスターズ日本記録保持者
ジャンプの反動を利用しよう!ボックスからメディシンフロント投げ
以前にも紹介した洛南高校陸上競技部のボックスを使った練習第2弾です。
今回の練習は、ボックスを利用してのメディシンフロント投げです。
・ボックスから降りた時の反動を利用する
通常のメディシン投げは、膝と股関節の屈曲→伸展で生まれたパワーを両腕に伝えて行う動作なのですが、ボックスを利用し、地面に降りた時に身体が受ける反動を利用する事で、更に強いパワーを生む事ができます。
・膝や股関節の曲げ過ぎに注意!
ボックスから降りた際、膝や股関節を深く屈曲させてしまうと地面に降りた時の衝撃が吸収されてしまい、普通のメディシンフロント投げをしているのと変わらない効果になってしまいます。
ボックスから降りた時には、膝の角度は75度ほどに抑え、背中や腰部は曲げず、瞬時に投げの動作(膝と股関節の伸展)に移りましょう!
・降りた時の反動を前へ!
このメディシンフロント投げは、真上から降りて受けた反動を前方へ変換する動作が必要になってきます。ここで大事になってくるのが降りた時の重心がどこにあるかです。
動画を見ていただければわかりますが、BOXから降りて着地した瞬間、または投げた直後に前に進んでいますね!この動作が非常に重要なポイントになります。
この動作は短距離走で言うとスタートの動作の練習にもなります。
様々なドリルやトレーニングがありますが、全て速く走る為に行うものです。
ただ漠然と練習をこなすのと、この練習は"走る"においてどのような効果があるのか?と考え、理解した上で練習をこなすのでは、同じ練習メニューをしていたとしても、いずれは物凄い差となって表れます。
この記事を読んで普段の練習の参考にしてもらって、更に練習を見直すキッカケになってもらえれば嬉しいです。
投稿者:窪田 望都100mマスターズ日本記録保持者
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