世界歴代2位!ヨハン・ブレイクのトレーニング
世界歴代2位!ヨハン・ブレイクのトレーニング
陸上男子100m・200mにおいて世界歴代2位(9秒69・19秒26)の記録を持つヨハン・ブレイクと100mを10秒02、200mを19秒79の記録を持つ、ウォーレン・ウィアーのトレーニング風景です。
ウォーミングアップでは両足ジャンプやジャンプランジ、動きづくりを行っています。また、木の箱を用いた身体を持ち上げる運動なども取り入れています。
トレーニングでは坂を用いたダッシュや、重りを引いて走る牽引走、そのあとに動きを確認する意味と牽引走で得た感覚を通常のダッシュへ落とし込むための走るトレーニングを行っています。
まずウォーミングアップで共通して意識している点は【股関節を中心に動かしている】ことです。動きづくりでもランジジャンプでも、膝を高い位置まであげています。このときにただ膝をあげるのではなく、股関節から膝をあげるように意識することで足を最小限の力で扱うことができます。(末端である足のつま先に力を入れて長いものを扱うより、根元である股関節に力を入れて長いものを扱ったほうが軽く感じる)
股関節からあげることにより、ひざ下はリラックスされ足に無駄な力が入りません。これにより、接地の瞬間に無駄な力を入れずに、足の交差だけを意識することで接地時間も短くすることが可能です。
牽引走は日本の高瀬選手も取り入れている練習方法のひとつですよね。これをすることにより、スタート時(10m~30m)の姿勢を作ることが出来ます。ブレイク選手の走っている姿勢を見てもわかるとおり、身体はあがっておらず、斜めになって前傾が作られていますね。この姿勢を作ることが普段の練習では難しいのですが、牽引することにより簡単に作ることができます。
そして、牽引走で作った姿勢を自然に作れるように実際に入ってみます。ブレイク選手はアップで意識している股関節を動かして入っているので、足がコンパクトに回せていることが見てわかりますね。
人の走り方にはそれぞれ特徴があり、意識の仕方も異なってきます。が、速い人の走りには共通点もたくさんあると思います。それは何なのか、自分なりに探して、自分はどうなのかなと考えてみることで速さがわかってくるかもしれません。たくさんの選手を見て走りを研究してみましょう!
この映像は「letsrundotcom」様の作品です
【新着】関連記事
この記事を見た人はこんな記事も見てます。
-
【リオでさらなる伝説を】 ウサイン・ボルトのトレーニング
もうすぐリオオリンピック開幕ですね。 一時はケガで出場...
2016年07月30日
-
ガトリンのベンチプレス
現在、北京で行われている世界陸上、男子100m予選をご覧...
2015年08月24日
-
【強豪校・岡崎城西高のトレーニング】チューブ歩行で臀筋強化!
今回は、陸上競技の強豪高校である岡崎城西高校のトレーニン...
2016年11月10日
-
ロシアンツイスト
国際武道大学に所属していた円盤投げの選手がモデルとなって...
2015年09月29日
-
【心理学】トレーニング「直後」の日誌があなたの潜在意識を変える!
練習や試合を振り返ってみて、自分の課題は何かを指摘できる...
2017年03月04日
-
このドリルで重心移動を覚えよう!マークドリル「ストップ」
今回紹介するスプリントドリルは、走動作に入る前のカタチ作...
2016年03月14日
-
究極に追い込もう!投てきブロックのウエイトトレーニング
胸筋や腕の筋群を鍛えるために陸上の投てき種目の選手たちは...
2016年05月11日
-
畑山茂雄選手のトレーニング講座
-
肩甲骨・腕周り強化補強
-
【筋トレ後に最適!】筋肉に刺激を与えるフィジカルステップ
-
全身を上手く使って前へ進もう!【バウンディング】
-
下り坂で重心移動をマスター
-
長距離流体幹トレーニング
-
ランニングの基本ドリル〜トロッティング〜
-
ボルト&ブレイク 大会前アップ
-
M・ファラーのトレーニング②
-
トップアスリートの動きを参考に!パウエル選手の「ハードルジャンプ」
-
走高跳選手のシャフトスキップ
-
ランニング時の正しい腕の振り方とは!?
-
高瀬慧がヤる!レッグランジ
-
歩くの速い人は走るのも速い!? スプリントドリル〜速歩き〜
-
高野進氏の走り方講座②(9つのドリル)
-
ジャンプの反動を利用しよう!ボックスからメディシンフロント投げ
Category New/カテゴリー新着情報
- 【たった3分で追い込める!】最強腹筋トレーニングメニュー「全方向から鍛えられる計6種類の腹筋サーキット...詳細【1日3分】室内でできる全身トレーニング(中級編)アスリートが考えた3分『全身トレーニング』 ...詳細【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細陸上競技
- 【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細【恐怖を超えた究極のスタート】コールマンから学ぶスタートの極意クリスチャン・コールマン(Christian ...詳細【長距離ランナー必見!】ランナーにオススメのトレーニング集オレゴンプロジェクト所属のゲーレン・ラップ選手...詳細ケガ・ストレッチ
- 下向肘上げ 改善エクササイズ【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向肘上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ②【ケガ予防フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細【梅雨の季節の体調管理】アスリートに必要な知識蒸し暑く過ごしづらい季節がやってきました。そう...詳細サッカー
- エムバぺ(フランス代表)はなぜあんなに速いのか!?[陸上コーチによる解説]先日4年に1度のワールドカップが行われ、日本代...詳細【W杯でも活躍!】サッカーイングランド代表が行なった〇〇を使ったトレーニング2018年ワールドカップ盛り上がりましたね! ...詳細【W杯でも大活躍】レアル・マドリードのトレーニング欧州チャンピオンズリーグ3連覇、今回のW杯でも...詳細【世界トップの瞬発力!】メッシ選手のアジリティトレーニング【間も無くW杯開幕!】5度のバロンドール受賞、5回のチャンピオンズリ...詳細栄養・食事
- 【瞬発的エネルギー!】クレアチン摂取タイミングのポイントと注意点クレアチンはアミノ酸の一種で、筋肉内のエネルギ...詳細【骨強化に】身長を伸ばす為に必要な栄養素【Jr世代は特に大切!】色々な競技の上で、身長が高いということが有利に...詳細【金メダリストの朝ご飯にも!?】正月によく食べるお餅の栄養&効能お正月はおせち料理やお雑煮など、お餅を食す機会...詳細【身体の調子を整える】サプリメントアプローチ「ZMA」普段の食事から摂取するのが難しい栄養素がある場...詳細野球