【トップ選手の坂ダッシュ】坂のメリットを理解して練習してみよう!
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
投稿者:荒川優元100m選手:スプリントコーチ
【トップ選手の坂ダッシュ】坂のメリットを理解して練習してみよう!
今回は坂ダッシュの有用性について考えていきたいと思います。
坂ダッシュとは主に冬季練習の時期に行われる練習ではありますが、シーズン中にも効果があると考えられます。
まず、坂の特性としては傾斜があるので、その傾斜をのぼっていくことになります。平地と違い傾斜があることに体に負荷がかかり、その中でどのように進まないといけないかということを考えていかないといけません。
この坂の特性を活かして練習の内容を考えていくこと大きく3つのことが考えられます。
①スタート局面につなげる。
短距離走のスタートの1歩目は、およそ45度の角度で飛び出します。
これにより体に角度が出来、重力の助力を得ながら進んでいくことが出来ます。
これを坂でも擬似的に行うことができます。坂は傾斜があるために勝手に体に角度が出来ます。この角度を活かしてスタートの練習につなげていくことが出来ます。角度を作り、スタートのような姿勢になります。その状態から坂を力強くのぼって走るように接地位置に気をつけながら進んでいきましょう。
②体力の向上
長い坂をのぼることで、平地と比べて体力の向上が望めます。平地よりも坂道のほうが負荷が高く、股関節やハムストリングスへの負担が大きくなります。これを何本も繰り返していくことで体に大きな負荷をかけていく練習が出来ます。単なる体力トレーニングではなく、技術練習が伴う体力トレーニングをすることが出来ます。
③筋力トレーニングへの助力
普段の走トレーニングと異なり、坂を走ることで上記にも記したとおり、股関節やハムストリングスへの負担が大きくなります。
また坂では腹筋周りの力がしっかり入らないと、下への上体のおさえが効かずうまく加速ができません。フォームを維持し加速を行うためにも筋力が必要です。その筋力を走りながら養っていきましょう!
以上、簡単ではありますが3つの効果をあげました。
映像は中央大学の練習映像です。先頭を走っている諏訪選手は100m10秒33の記録を持ちます。大学生の世界大会、ユニバーシアードの代表にもなっているトップ選手です。
是非トップ選手の走りをよく見て、自分の走りの参考にしてみましょう!
この映像は「中大陸上部(短・跳・投ブロック)」様の作品です
下部のセミナーでも講演するので、興味のある方はどうぞ。
***********************************************
筆者:
荒川優(あらかわゆう)
☆スプリントコーチ(100m:10秒5)
➣2010ニュージーランド・オタゴオープン 準優勝
筑波大学出身。スプリントコーチとして大学や子供たちの指導、メディアなどで活動。
オリンピック選手や格闘技世界チャンピオン、Jリーガーなど、種目を超えてトップ選手のコーチも担っている。
出演:NHK「テレビスポーツ教室」など多数。
***********************************************
投稿者:荒川優元100m選手:スプリントコーチ
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
【新着】関連記事
この記事を見た人はこんな記事も見てます。
-

100m選手においてストライドを落とさずピッチを向上させた事例研究
冬季練習の季節がやってきましたね。 この冬を機に、走フ...
2017年07月10日
-

素早いハードリングを身につけよう!1歩ハードルトレーニング
陸上男子110mハードルにおいて日本選手権入賞、国体優勝...
2016年02月10日
-

スプリントドリル〜スキップ〜
速く走るためには、地面を蹴ることで地面からの反発を受ける...
2015年04月27日
-

競歩ドリル
最も過酷な陸上競技とも呼ばれる種目、それが『競歩』です。...
2015年10月03日
-

【200mで19秒74!】スピードをつけたメリットがマイケルジョンソン以来の偉業に挑む!
7月10日に行われた、全米のオリンピック選考会の200m...
2016年07月11日
-

強豪チーム「富士通」も実践!ダイナマックスで横スキップ
ダイナマックスを利用したトレーニングのご紹介です。 以...
2016年02月18日
-

普段のウォーキングにも使える!「競歩の基礎」2 ~腕ふりとねじれの技術~
前回は競歩の基礎として、基盤となる姿勢についての内容でし...
2016年03月08日
-
世界歴代2位!ヨハン・ブレイクのトレーニング
-
スタート 3種類の動き出し方
-
貴重映像!メダリスト、高平慎士選手のスタートダッシュ
-
高瀬慧がヤる!レッグランジ
-
【爆発的な跳躍に】ピストルスクワットで臀部を鍛える!
-
全身を上手く使って前へ進もう!【バウンディング】
-
【陸上 男子4×100mR】華麗なバトンパスとタイムに注目!
-
下り坂での重心移動をマスター②
-
パウエル ハイクリーン
-
慣れたらもうトレーニングじゃない!室伏広治のトレーニング理論
-
ウォーミングアップでの動き作り「両腕前回し」
-
コニカミノルタ流、試合当日術
-
ボルトのスタート!10mを上手く走る!
-
【選手の皆さん】「ももあげ」をやる目的は何ですか?
-
ジャンプで身体を鍛えよう!メディシンボールプライオメトリックス
-
長距離にオススメ下半身トレ
Category New/カテゴリー新着情報
【たった3分で追い込める!】最強腹筋トレーニングメニュー「全方向から鍛えられる計6種類の腹筋サーキット...詳細
【1日3分】室内でできる全身トレーニング(中級編)アスリートが考えた3分『全身トレーニング』 ...詳細
【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細
【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細陸上競技
【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細
【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細
【恐怖を超えた究極のスタート】コールマンから学ぶスタートの極意クリスチャン・コールマン(Christian ...詳細
【長距離ランナー必見!】ランナーにオススメのトレーニング集オレゴンプロジェクト所属のゲーレン・ラップ選手...詳細ケガ・ストレッチ
下向肘上げ 改善エクササイズ【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向肘上げ」の点数が...詳細
下向胸上げ 改善エクササイズ②【ケガ予防フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細
下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細
【梅雨の季節の体調管理】アスリートに必要な知識蒸し暑く過ごしづらい季節がやってきました。そう...詳細サッカー
エムバぺ(フランス代表)はなぜあんなに速いのか!?[陸上コーチによる解説]先日4年に1度のワールドカップが行われ、日本代...詳細
【W杯でも活躍!】サッカーイングランド代表が行なった〇〇を使ったトレーニング2018年ワールドカップ盛り上がりましたね! ...詳細
【W杯でも大活躍】レアル・マドリードのトレーニング欧州チャンピオンズリーグ3連覇、今回のW杯でも...詳細
【世界トップの瞬発力!】メッシ選手のアジリティトレーニング【間も無くW杯開幕!】5度のバロンドール受賞、5回のチャンピオンズリ...詳細栄養・食事
【瞬発的エネルギー!】クレアチン摂取タイミングのポイントと注意点クレアチンはアミノ酸の一種で、筋肉内のエネルギ...詳細
【骨強化に】身長を伸ばす為に必要な栄養素【Jr世代は特に大切!】色々な競技の上で、身長が高いということが有利に...詳細
【金メダリストの朝ご飯にも!?】正月によく食べるお餅の栄養&効能お正月はおせち料理やお雑煮など、お餅を食す機会...詳細
【身体の調子を整える】サプリメントアプローチ「ZMA」普段の食事から摂取するのが難しい栄養素がある場...詳細野球











