世界歴代2位のスタート練習!カーメリタ・ジーター!
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2015年11月26日
世界歴代2位のスタート練習!カーメリタ・ジーター!
陸上女子短距離アメリカ代表、カーメリタ・ジーター選手のスタート練習をスーパースローカメタで横から撮影した映像です。この年(2011年)彼女はテグ世界選手権において100m、4×100mRで金メダル、200mで銀メダルを獲得しています。当時世界一のスタート練習ですので、とても貴重な映像です。
彼女の100mの自己記録は10秒64、世界歴代2位の記録です。この年は10秒90(-1.4m)で優勝しました。この映像から彼女の特徴と参考にしたい点を見ていきましょう。
<2011年から振り返るジーターの特徴>
ジーターは世界のトップの中でとりわけスタートが速い!という選手ではありません。しかし、日本の高校男子並みに速いです。ジーターのスタートの特徴は「大きなストライド」にあります。スタートの速いジャマイカのフレーザー・プライスは足の回転を速くし、無駄のない軌道でスタートからスムーズに加速し30m~40m付近で最高速度に達していることに対し、ジーターは大きなストライドを維持したまま加速していき35m~45mで最高速度に上げるレースをしています。そのあとに最高速度を維持した時間の長いジーターが勝利した2011年のレースでした。
「大きなストライド」が特徴のジーターは少ない歩数で100mを走りきることができます。(約48歩~50歩)大きなストライドを獲得することで、大きな推進力を得ることが出来ます。加えて高速のピッチを身につけることが出来れば誰よりも速く走ることが可能でしょう。
<スタート映像から参考にしたい点>
セットの姿勢から飛び出し1歩目のヒザの角度と2歩目のヒザの角度、高さを参考にしてみましょう。また、上半身の角度にも注目です。お腹と前ももで股関節を挟むようにして走ると上体は低く、足は大きく走れるでしょう。ぜひ、この映像と自分が走った映像を比較することで、自分のプラスになる部分が見えるでしょう。
この映像は「MattyBDEPT」さまの作品です。
※走り方には様々なアプローチ方法があります。自分流を見つけられるとさらに「走り」がおもしろくなると思います。
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