桐生選手の織田記念を分析
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投稿者:荒川優元100m選手:スプリントコーチ
桐生選手の織田記念を分析
本日行われた織田記念では、公認での9秒台が期待されていた桐生選手ですが、10秒40の3位という結果に終わりました。
今日のコンディションは向かい風と雨ということで正直いって最悪でした。
そのため9秒台は出なかったものの、これでも素晴らしいタイムだと思います。
では今日の走りを分析してみましょう。
結論を先に述べれば、雨でうまく反発をもらえなかった結果、ストライドが減少し最高速度が上がらなかった、といことです。
まず環境の話をすると、広島のこのスタジアムのオールウェザーは非常に硬く、速度が出やすいことで有名です。
地面が硬ければ、反発をもらいやすいので大きな推進力が生まれます。
しかし、今日はあいにくの雨で反発がもらいにくくなっていました。
陸上をやったことがある方なら、雨の日はうまく地面から力をもらいにくいことがイメージできると思います。
次に桐生選手は今年、反発を活かしたストライド特化の走りに変わってきたということです。
しっかり一歩一歩で地面に大きな力を加え、大きなストライドを生み出すことができるようになりました。
このおかげで、先日は9秒台の選手たちの中でも見劣りしない大きな走りで9.87という大記録を樹立しました。
去年までの桐生選手が5Hz近く(1秒間に5回転)というピッチ走法で走っていたことを考えると大きな変化だと思います。
一方でこの反発によるストライド走法は、反発がもらえないと良さがでてきません。
桐生選手は今回48歩で走っており、46.5歩だった先日の大会よりも多くかかっています。
これは一歩あたり8センチもストライドが小さかったことを意味します。
今回は雨という条件下で反発がもらいにくくなった結果、他人よりもその影響を受けたものと考えます。
桐生選手に注目が集まった大会となりましたが、200mでは藤光選手がすばらしい大会新記録を出しましたし、100mでも若手のケンブリッジ選手とベテランの塚原選手の活躍がありました。
これからまだまだ調子が上がってくる時期なので、選手たちの今後の活躍に期待です!
投稿者:荒川優元100m選手:スプリントコーチ
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