OS-1(経口補水液)とスポーツドリンクの違い
- 【関連ワード】
- OS-1(経口補水液)
- スポーツドリンク
- 比較
2016年06月20日
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
投稿者:みっちまん全日本インカレ 8位

OS-1(経口補水液)とスポーツドリンクの違い
▽OS-1とスポーツドリンクの違い
下痢・嘔吐・発汗による脱水に良いとされるOS-1。アクアソリタ、ポカリスエットや他のスポーツドリンクとどう違うのかについて簡単に解説します。
静止時や軽い運動では水分が失われるだけだが、強い運動や下痢や嘔吐時では、水分とともに汗や胃液、腸液の塩分(Na+,Cl-)やカリウム(K+)、重炭酸イオン(HCO3-)が多量に失われる。前者を水分欠乏性脱水、後者をNa欠乏性脱水と呼んでいる。
水分欠乏性脱水時は血漿浸透圧が上昇し、喉の渇きや尿量の減少、不安・興奮等の症状が起こる。対処として細胞へ水分を補給するためにNaやKの濃度の薄い低浸透圧の飲料を服用する。
Na欠乏性脱水時は循環血液量が減少し、頭痛や立ちくらみ、血圧低下、悪心・嘔吐等の症状が起こる。対処として細胞外液と同じつまり、血漿に近い浸透圧の塩分多めの飲料を服用する。(嘔吐下痢はこのケース)
▽100mlあたりの成分比較
OS-1やアクアソリタは他のスポーツドリンクに比べてナトリウムやカリウムといった電解質の量が多く、クエン酸やアミノ酸を含まず、かつ低カロリー(糖分を抑えてある)である。
そのため、下痢嘔吐発熱や過度の発汗による脱水は、電解質の失われる量が多いため、OS-1やアクアソリタが適している。
他のスポーツドリンクに含まれるクエン酸やアミノ酸(バリン・ロイシン・イソロイシン他)はTCAサイクルを回してATP(エネルギー)産生を促進し、エネルギーを効率的に改善するため、スポーツ時の脱水に適している。
(出典:管理薬剤師.com)
【まとめ】
スポーツ中や練習中の水分補給とてしは、スポーツドリンクが適しています。しかし、これからの季節に気を付けなければならないのが「熱中症」です。上述の通り、練習中にNa欠乏性脱水時にみられる頭痛や立ちくらみ、吐き気、嘔吐の症状がみられた場合にはOS-1の方が適しています。これは熱中症の症状とも似ていますので、熱中症が疑われる場合にはOS-1を飲みましょう。もしも、のことを考えるとチームに1本、カバンに1本入っていると安心ですね!
投稿者:みっちまん全日本インカレ 8位
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
【新着】関連記事
この記事を見た人はこんな記事も見てます。
-
グルタミン 摂取
グルタミンの効果を前回の記事で書きました!免疫力アップ、...
2015年08月19日
-
トクホ(特定保健用食品)とは?
このマークを目にしたことはありませんか? このマー...
2015年04月13日
-
水を飲んでパフォーマンスアップ!「ウォーターローディング」ってご存知ですか!?
ウォーターローディングとは、スポーツの世界で注目されて...
2016年04月22日
-
スポーツ選手タイプ別!味噌汁のベストな具材を紹介
前回は味噌汁の有効性を解説しました。味噌汁は、スポーツ選...
2015年12月08日
-
コスパ最強?プロテイン
こんばんは。 皆さんはプロテインについて、どれを買...
2015年09月06日
-
リカバリープロテイン
数多くのプロテインが市販されていますが、「回復」に特化し...
2015年09月03日
-
【消化・吸収を促すために!】食事中の「咀嚼」を意識的に行うことの重要性
パフォーマンス向上や疲労回復を促すためには、トレーニング...
2018年04月07日
-
集中力を高める食事法
-
数あるスポーツドリンク。ナンバーワンドリンクは!?
-
インフルエンザ知らず!?プラズマ乳酸菌で免疫アップ!
-
目的によって使い分けよう【鶏肉・豚肉・牛肉】
-
【暑い時期ぴったり!】アスリートにおすすめしたい「蕎麦」の栄養素について
-
タンパク質×疲労回復の魔法ドリンク 【オロナミンミルク】
-
メンタルが安定しない!セロトニン不足が原因かも?
-
【知ってほしい】ノンシュガードリンクの危険性
-
疲労を溜めない体に!疲労回復にトマトジュース
-
早起きが苦手な人に嬉しい!夜のジョギングでダイエット!
-
ご存知ですか?牛乳にはこんなに種類があります!
-
<見た目爽快!レモン水> 水分補給にいかが!?
-
内臓肉(ホルモン)で夏バテ防止、貧血予防!
-
『Jr世代は特に大切』身長を伸ばす為の栄養素『骨強化にも』
-
旬を食べて運動効率をあげよう!~2月に旬な食物とは~
-
夏バテを防ぐ水分補給
Category New/カテゴリー新着情報
- 【たった3分で追い込める!】最強腹筋トレーニングメニュー「全方向から鍛えられる計6種類の腹筋サーキット...詳細【1日3分】室内でできる全身トレーニング(中級編)アスリートが考えた3分『全身トレーニング』 ...詳細【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細陸上競技
- 【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細【恐怖を超えた究極のスタート】コールマンから学ぶスタートの極意クリスチャン・コールマン(Christian ...詳細【長距離ランナー必見!】ランナーにオススメのトレーニング集オレゴンプロジェクト所属のゲーレン・ラップ選手...詳細ケガ・ストレッチ
- 下向肘上げ 改善エクササイズ【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向肘上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ②【ケガ予防フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細【梅雨の季節の体調管理】アスリートに必要な知識蒸し暑く過ごしづらい季節がやってきました。そう...詳細サッカー
- エムバぺ(フランス代表)はなぜあんなに速いのか!?[陸上コーチによる解説]先日4年に1度のワールドカップが行われ、日本代...詳細【W杯でも活躍!】サッカーイングランド代表が行なった〇〇を使ったトレーニング2018年ワールドカップ盛り上がりましたね! ...詳細【W杯でも大活躍】レアル・マドリードのトレーニング欧州チャンピオンズリーグ3連覇、今回のW杯でも...詳細【世界トップの瞬発力!】メッシ選手のアジリティトレーニング【間も無くW杯開幕!】5度のバロンドール受賞、5回のチャンピオンズリ...詳細栄養・食事
- 【瞬発的エネルギー!】クレアチン摂取タイミングのポイントと注意点クレアチンはアミノ酸の一種で、筋肉内のエネルギ...詳細【骨強化に】身長を伸ばす為に必要な栄養素【Jr世代は特に大切!】色々な競技の上で、身長が高いということが有利に...詳細【金メダリストの朝ご飯にも!?】正月によく食べるお餅の栄養&効能お正月はおせち料理やお雑煮など、お餅を食す機会...詳細【身体の調子を整える】サプリメントアプローチ「ZMA」普段の食事から摂取するのが難しい栄養素がある場...詳細野球