【消化・吸収を促すために!】食事中の「咀嚼」を意識的に行うことの重要性
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投稿者:齋藤勇人スポーツトレーナー
【消化・吸収を促すために!】食事中の「咀嚼」を意識的に行うことの重要性
パフォーマンス向上や疲労回復を促すためには、トレーニングやストレッチだけではなく「食事」も重要になってきます。車で例えると、食事をすることはガソリンを補給する事と似ています。
しかし、食事をしっかりと食べているのになかなか効果が得られないという方は可能性の一つとして上手く消化・吸収が出来ていないことが考えられます。
今回は消化・吸収を促すために重要である「咀嚼」について紹介いたします!
◆ごはん(糖質)を食べる際に咀嚼がなぜ重要なのか
①意識的にアプローチすることができる
ごはんを飲み込んだ後は意識的に胃や腸を動かしたりすることはできません。
しかし、飲み込む前の「噛む」過程であれば意識的に行うことができます。
②アミラーゼの作用を高める
口から入れた糖質は唾液中のアミラーゼにより、デンプンやデキストリンに分解されます。
つまり咀嚼をしっかり行うことで、アミラーゼが良く働いて消化が良くなるのです!
その後、胃の中に運ばれてからも引き続きアミラーゼの作用が持続されます。
唾液に含まれるアミラーゼは胃酸によって作用が停止してしまいますが、そうなるまで約30分かかるとされています。つまり、それまでも消化作用はつづくと言えるのです!
◆咀嚼の回数は?
ごはんをよく噛んでデンプンにアミラーゼを働かせブドウ糖にまで分解することができると、ブドウ糖の甘みを感じるようになります。
その為、甘みを感じる程度、約30回は噛むようにしてみましょう!
食事では栄養素にこだわる事も大切ですが、今回紹介した「咀嚼」もとても重要です。
ごはんを食べる際には是非意識してみてください!
*********************
齋藤 勇人(さいとう ゆうと)
スポーツトレーナー(大学トレーニングジム 高校ラグビー部etc.)
【ライセンス】
JATI-ATI
NSCA-CPT
SAQインストラクター
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投稿者:齋藤勇人スポーツトレーナー
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