【知ってほしい】ノンシュガードリンクの危険性
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投稿者:rabit ninjinスポーツ栄養アドバイザー
【知ってほしい】ノンシュガードリンクの危険性
お店で度々目にするノンシュガードリンク、ノンジュガーエナジードリンク。
買おうとした商品の隣に似たデザインのものがチラッと視界に入って目を向けると、そちらはノンシュガーバージョンだったなんてことはありませんか?
同じ商品でノンシュガーのものかノンシュガーでないものか選ぶとしたら、前者をとった方がいいような気がしてしまいますよね。
しかしこのノンシュガーと表示されている飲み物ですが、毎日飲み続けている人は肥満や味覚障害、うつ病になってしまう危険性があることが分かっています。
以下の文を読んでください。
以下、「肥満の真犯人 ノン・シュガー飲料」『選択』2012年7月号参照。
2009年、米国テキサス大学のネットルトン教授らは、約7000人の成人を8年間追跡し、ダイエットソーダを飲んだグループと飲まなかったグループに分けて比較した研究成果を発表した。その結果、毎日ダイエットソーダを飲んだグループの36%にメタボリック症候群のリスクが、67%に糖尿病のリスクがあることが判明した。
これは動物実験でも確認され、「ダイエット飲料が肥満や糖尿病を引き起こすのは医学的常識」と言われている。原因はダイエット飲料に含まれる人工甘味料だと考えられている。人工甘味料は天然甘味料の数百倍の甘味を持つため、常用すれば味覚が鈍麻し、さらに甘い食物を欲するようになる。こうした理由で過剰なカロリーを摂取する危険性は増していく。さらに、普通の糖分は摂取すると体内でエネルギーに変換されるが、人工甘味料はエネルギーに変換されない。そのため食欲が増進するとも言われている。インスリン分泌への悪影響も問題しされている。
糖分を摂取する場合、膵臓からインスリンが分泌され、血液中の糖分を細胞内に取り入れて血糖値を下げる。人工甘味料でもインスリンが分泌されるが、血糖が増えないため体が糖分を欲する。つまり空腹を感じる。人工甘味料を摂取し続けると、今度はインスリンも分泌しなくなる。問題は本物の砂糖でもインスリンを分泌しなくなることだ。こうなると、高血糖状態が持続し、糖尿病へと進展する。甘いものを食べると幸せを感じる人が多い。それはインスリンの作用で脳内のセロトニン濃度が上がるからだ。セロトニンは「幸せの伝達物質」とも言われている。逆にインスリンの分泌が低下すると、幸せ感が低下する。 研究者の中には「人工甘味料の摂取を続けている人はうつ病の状態になりやすい」と指摘する者もいる。
本当にドキッとする内容です。これは2009年のアメリカの学者が出した内容ですが、現在も変わりはないとのこと。
「ノンシュガー」で痩せることは無いみたいですね…。
ノンシュガードリンクは、表示を見て何気なく手に取っていたり、ノンシュガーエナジードリンクに関しては仕事や試験勉強などで活用することが多いのではないでしょうか。
「ここぞ!」というときに飲むなど意識的に控え、「毎日1本飲まないとやってられない…」なんてことにならないように注意した方がよいでしょう!
投稿者:rabit ninjinスポーツ栄養アドバイザー
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