【ウエイトトレーニングの前に必ず!】股関節から動かすヒップヒンジを習得しよう!
- 【関連ワード】
- 佐々木優一
- ヒップヒンジ
- ウエイトトレーニング
2016年11月07日
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
投稿者:佐々木優一BOC認定トレーナ
【ウエイトトレーニングの前に必ず!】股関節から動かすヒップヒンジを習得しよう!
今回は、ウエイトの最も基本的な動きである「ヒップヒンジ」についてご紹介します。
これは、陸上のスタートや、ラグビーのタックル姿勢などさまざまなスポーツの動きにつながる股関節の動きです。
ウエイトトレーニングでデッドリフトやクリーンといった重要な種目を行う際に、意外と多くの人が足(膝)の曲げ伸ばしで重りを上げるなど、適切なフォームを知らないままで行っています。
ここで大事なのは股関節から動かすヒップヒンジという動きをマスターすることです。
これができれば、パフォーマンスアップやけがの予防にもつながりますし、何よりこれができないままでウエイトトレーニングをすると非効率になってしまいます。
動画の後半では、正しい姿勢をマスターするための練習例も紹介しました。
ただし、トータッチができた状態で行うようにしてください。
≪ビデオの流れ≫
・ヒップヒンジとは何か?
・何が最低限必要か?
・何で重要なのか?
・注意事項:腰椎のカーブ
・RNTの紹介
・RNTからのデッドリフト
○目的
・ほとんどのスポーツの動きを生み出す”腰を後ろに引く/ヒップヒンジ”をできるようにする。
昔から言われるように”強い”腰というのは非常に大事。パフォーマンスアップにも、怪我の予防にもなる。
ヒップヒンジから”教えずに”デッドリフトを習得できるようにする
使えるコア/体幹というはフレクションではないということを理解する。
(むしろ腹部・腰椎のフレクションは腰痛や他の腰椎の怪我につながります。)
○方法
体を真っ直ぐにした状態から、股関節を中心に体重を後ろに移動させていきます。膝は20度〜40度ぐらいに曲げてください。
後半にあるようにバンドを用いることで、背中を反ることなくポジションを獲得することができます。
○効果:
・股関節・腰を中心とした前後の体重移動が可能となります。
・走るのに一番大事なヒップエクステンションのメインの筋肉である大臀筋の効率良く鍛えられます。
・背面の筋肉をバランス良く鍛えることができます
・肩の安定性を増すための肩甲骨周りの筋肉を鍛えられます。
・スクワットよりも安全なデッドリフトを”無駄な”怪我をせずにできるようになります。
○注意点:
・必ず選手が安全にできる所でする。
・痛みが出る場合は、一度止めて原因を究明する。
・トータッチができるようになってから、これをしましょう。
・背中は絶対に反らないこと!!
腰椎はすで”自然な”状態で反っている状態なので、それをさらに反らす必要はありません。
つまり、常に上半身は常にまっすぐにしておきます。
腰椎を中心にデッドリフトをする人は腰の怪我をする前にまず股関節の可動性・安定性をチェックしましょう。
冬季トレーニングではウエイトをする機会も増えてくると思います。
最初にこのように適切な姿勢を覚えておかないと非効率になるばかりか、ケガのリスクも高まります。
また、自分はできていると思っている人でも理解が浅いと、重さの増加や疲労によって簡単に崩れてしまいます。
しっかりと今の時期にマスターしましょう。
お知らせ:
11月27日に都内で自分のワークショップを開催することになりました。
この記事のような内容を詳しくご紹介し、みなさまのパフォーマンスアップに貢献していきたいと思っています。
詳細はスポーツクラウドトップページのピックアップ欄にあるイベントから。
もしくはフェイスブックのイベントよりチェックしてください。
*************************************************************************
筆者:
佐々木優一
マレーシア オリンピック代表チーム帯同セラピスト
☆MS.,ATC.,LAT., NASM-PES。BOC認定アスレティックトレーナー(ATC)。
大学院レベルでファンクショナルトレーニングを学んだ唯一の日本人。
メジャーリーガーなど海外のトップ選手のケアを担当。
リオ五輪でマレーシアチームから出た銀メダリスト、パラの金メダリストを複数担当(パラはすべて世界記録)
*************************************************************************
投稿者:佐々木優一BOC認定トレーナ
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
【新着】関連記事
この記事を見た人はこんな記事も見てます。
-

8の字でコーディネーショントレ
皆さんは、コーディネーショントレーニングをご存知ですか?...
2015年08月28日
-

強靭な上半身を目指せ!自重トレーニング【ロープ登り】
体育館や格技場にぶら下がってたロープ、皆さんは登ったこと...
2016年07月15日
-

【下半身強化】シンプルだけど大切!スプリットスクワット
今回は下半身強化を狙ったスプリットスクワットの紹介です。...
2018年01月16日
-

バランスボールでインナーマッスル強化
バランスボールを使用してトレーニングを行っている方は多い...
2015年09月19日
-

【強い力を生み出すために】握力トレーニング10種目
投げる、振る、掴む、様々の動作の中で必要とされる握力。 ...
2017年04月12日
-

体幹に自信のある方は挑戦を!ウィンドシールドワイパー
強靭な体幹を得たいという方にオススメのトレーニングを紹介...
2015年12月23日
-

ストレッチポールの正しい乗り方
エクササイズをするその前に、まずはストレッチポールへ乗る...
2015年02月09日
-
ステーショナリーランジ
-
8の字でコーディネーショントレ
-
【体幹部の強化】機能性・安定性を高める!「ベアクロール」
-
【スプリントに活かす】ラグビー世界王者のウォーミングアップ
-
腹式呼吸で集中力UP!普段の生活や練習前後に取り入れよう。
-
【これからコーチをする人へ…】知っておくべきコーチングの基礎
-
最大酸素摂取量の計測
-
【Athlete トレーニング】体を整えニュートラルに戻す方法【新谷奈津美①】
-
【“全身パワー”の向上に】「クリーン」中の動きを詳しく見てみよう!
-
キャリオカステップでスピードUP
-
体の中心からの爆発力を鍛える「ケトルベルスイング」
-
【下半身の筋肥大&爆発力を手に入れよう!】限界まで追い込める方法
-
自重で追い込め!【3分間トレーニング】
-
【ウォームアップに行いたい体幹トレーニング】キャタピラー
-
【子供】ねことねずみ(変形ダッシュ)
-
スクワットで強化できる筋肉
Category New/カテゴリー新着情報
【たった3分で追い込める!】最強腹筋トレーニングメニュー「全方向から鍛えられる計6種類の腹筋サーキット...詳細
【1日3分】室内でできる全身トレーニング(中級編)アスリートが考えた3分『全身トレーニング』 ...詳細
【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細
【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細陸上競技
【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細
【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細
【恐怖を超えた究極のスタート】コールマンから学ぶスタートの極意クリスチャン・コールマン(Christian ...詳細
【長距離ランナー必見!】ランナーにオススメのトレーニング集オレゴンプロジェクト所属のゲーレン・ラップ選手...詳細ケガ・ストレッチ
下向肘上げ 改善エクササイズ【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向肘上げ」の点数が...詳細
下向胸上げ 改善エクササイズ②【ケガ予防フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細
下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細
【梅雨の季節の体調管理】アスリートに必要な知識蒸し暑く過ごしづらい季節がやってきました。そう...詳細サッカー
エムバぺ(フランス代表)はなぜあんなに速いのか!?[陸上コーチによる解説]先日4年に1度のワールドカップが行われ、日本代...詳細
【W杯でも活躍!】サッカーイングランド代表が行なった〇〇を使ったトレーニング2018年ワールドカップ盛り上がりましたね! ...詳細
【W杯でも大活躍】レアル・マドリードのトレーニング欧州チャンピオンズリーグ3連覇、今回のW杯でも...詳細
【世界トップの瞬発力!】メッシ選手のアジリティトレーニング【間も無くW杯開幕!】5度のバロンドール受賞、5回のチャンピオンズリ...詳細栄養・食事
【瞬発的エネルギー!】クレアチン摂取タイミングのポイントと注意点クレアチンはアミノ酸の一種で、筋肉内のエネルギ...詳細
【骨強化に】身長を伸ばす為に必要な栄養素【Jr世代は特に大切!】色々な競技の上で、身長が高いということが有利に...詳細
【金メダリストの朝ご飯にも!?】正月によく食べるお餅の栄養&効能お正月はおせち料理やお雑煮など、お餅を食す機会...詳細
【身体の調子を整える】サプリメントアプローチ「ZMA」普段の食事から摂取するのが難しい栄養素がある場...詳細野球











