• SPORTS CROWD ロゴ
  • - アスリートの練習法や、日々のトレーニング、栄養・医療など専門家の知識を集めた、スポーツの新しい楽しみ方を提供する 【スポーツ横断型WEBメディア】 -

  • スポーツクラウド【スポーツ横断型WEBメディア】
  1. HOME
  2. トレーニング
  3. 陸上競技

世界歴代2位!ジーターのスタートダッシュ!

  • 投稿者:陸女おっかけ

<スポーツクラウド直営>走りのプライベート指導はコチラ

世界歴代2位!ジーターのスタートダッシュ!

陸上女子100mの世界歴代2位(10秒64)の記録を持つカーメリタ・ジーターのスタートダッシュをご覧ください。

この映像は2012年に撮影されたもので、2012年といえばロンドン五輪のあった年ですよね。
ジーターのロンドン五輪の成績は100mで銀メダル・200mで銅メダル・4×100mRで金メダルを獲得しています。また、200mの自己記録である22秒11はこの2012年に記録したものであり、選手として円熟したシーズンになった年ともいえます。

さて、映像の解説をしていきましょう。
まずはオンユアマークの姿勢からです。ジーター選手は肩の真下に手が来るように、腕をまっすぐにしており、なおかつ前方に少しだけ重心を置いています。しっかりと前へ行く意識をこの状態から作っていますね。
セットの姿勢になると、おしりをまっすぐ上げ、腕と肩でしっかりと身体を支えています。足のほうにも注目ですが、つま先はブロックの先に合わせており、かかともしっかりとブロックに着けています。隣の男子選手にも引けをとらないおしりの位置で高さを保てる女子選手はなかなかいないでしょう。高ければよいというものではありませんが、この位置からスタート出来ることで腰の位置が高い状態で(前傾を保ちつつ低い姿勢だが、腰の位置は高め)スタートをすることができます。腰の位置が高いメリットとしては、足の幅を大きく動かすことができるので、スタートから大きなストライドを生みだすことが可能です。これもただストライドを大きくすればよいものではありませんが、ジーターは大きなストライドを素早いピッチが魅力的です。

映像の1分1秒から2秒、3秒と止めながら見ていただきたいのですが、1歩、2歩と大きなストライドで走れています。これは膝の可動が大きく、頭、背中、腰と一直線の姿勢で走れているので腰が抜けることなく、無駄のないフォームでスタートが切れています。

男子選手でもここまで上手くスタートができる選手はいませんし、外国選手ならではのスタートかなとも思います。しかし、このスタートの姿勢はとても効率的かつ、パワーを生み出せるスタートなので、ぜひ取得してほしい技術です。


この映像は「Ken Stone」様の作品です

  • 投稿者:陸女おっかけ

【新着】関連記事

この記事を見た人はこんな記事も見てます。

  • ヨハン・ブレイク   150m

    ヨハン・ブレイク 150m

    今までボルト選手、パウエル選手とジャマイカの2名を紹介し...

    2015年04月10日

  • 素早いハードリングを身につけよう!1歩ハードルトレーニング

    素早いハードリングを身につけよう!1歩ハードルトレーニング

    陸上男子110mハードルにおいて日本選手権入賞、国体優勝...

    2016年02月10日

  • 福島千里 スタートダッシュ練習

    福島千里 スタートダッシュ練習

    【筆者】 窪田 望都 100m 10秒46 2...

    2015年04月06日

  • アリソンのトレーニング②

    アリソンのトレーニング②

    アリソン・フェリックス選手のトレーニング第2弾! ...

    2015年10月26日

  • 【川崎GGP】 前日練習のSD 山縣選手編

    【川崎GGP】 前日練習のSD 山縣選手編

    5月8日に行われた川崎GGPの前日練習の風景です。 レ...

    2016年05月12日

  • 専門外でもこの高記録!クリスチャン・テイラーの走り幅跳び

    専門外でもこの高記録!クリスチャン・テイラーの走り幅跳び

    2014年のダイヤモンドリーグ・ニューヨーク大会において...

    2016年02月05日

  • メディシンボールを持ってのハードルドリル

    メディシンボールを持ってのハードルドリル

    ハードルドリルをウォーミングアップで行う方は多いと思いま...

    2015年09月22日

  • 【最大スピードを高めるための練習】加速走の方法とポイント

    【最大スピードを高めるための練習】加速走の方法とポイント

  • メディシンボールで腹筋を追い込む!体幹トレーニング

    メディシンボールで腹筋を追い込む!体幹トレーニング

  • 壁倒立でさらに出来るように!倒立をマスターしよう!

    壁倒立でさらに出来るように!倒立をマスターしよう!

  • 倒立、出来ますか?【体幹トレーニング】

    倒立、出来ますか?【体幹トレーニング】

  • パウエル ハイクリーン

    パウエル ハイクリーン

  • 【200mで19秒74!】スピードをつけたメリットがマイケルジョンソン以来の偉業に挑む!

    【200mで19秒74!】スピードをつけたメリットがマイケルジョンソン以来の偉業に挑む!

  • 桐生選手の織田記念を分析

    桐生選手の織田記念を分析

  • 強豪チーム「富士通」も実践!ダイナマックスで横スキップ

    強豪チーム「富士通」も実践!ダイナマックスで横スキップ

  • 中・長距離選手へ!レース後の流しでワンランクUP!

    中・長距離選手へ!レース後の流しでワンランクUP!

  • スナッチ 115kg

    スナッチ 115kg

  • スロートレーニングで低回数で高効果のトレーニング!中殿筋を鍛える!

    スロートレーニングで低回数で高効果のトレーニング!中殿筋を鍛える!

  • 400m女王vs1500m女王

    400m女王vs1500m女王

  • 足が速くなる!縄跳びが及ぼす効果とは!?

    足が速くなる!縄跳びが及ぼす効果とは!?

  • 【至近距離から見る】トップスプリンターたちの100m!

    【至近距離から見る】トップスプリンターたちの100m!

  • スプリント〜バウンディング〜

    スプリント〜バウンディング〜

  • 【ピッチの向上に】足の前さばきをマスターしよう!「シザース動作」

    【ピッチの向上に】足の前さばきをマスターしよう!「シザース動作」

Category New/カテゴリー新着情報

トレーニング
  • 【たった3分で追い込める!】最強腹筋トレーニングメニュー
    【たった3分で追い込める!】最強腹筋トレーニングメニュー
    「全方向から鍛えられる計6種類の腹筋サーキット...詳細
  • 【1日3分】室内でできる全身トレーニング(中級編)
    【1日3分】室内でできる全身トレーニング(中級編)
    アスリートが考えた3分『全身トレーニング』 ...詳細
  • 【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)
    【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)
    自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細
  • 【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)
    【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)
    自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細
陸上競技
  • 【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)
    【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)
    自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細
  • 【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)
    【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)
    自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細
  • 【恐怖を超えた究極のスタート】コールマンから学ぶスタートの極意
    【恐怖を超えた究極のスタート】コールマンから学ぶスタートの極意
    クリスチャン・コールマン(Christian ...詳細
  • 【長距離ランナー必見!】ランナーにオススメのトレーニング集
    【長距離ランナー必見!】ランナーにオススメのトレーニング集
    オレゴンプロジェクト所属のゲーレン・ラップ選手...詳細
ケガ・ストレッチ
  • 下向肘上げ 改善エクササイズ【フィジカルチェック用】
    下向肘上げ 改善エクササイズ【フィジカルチェック用】
    「フィジカルチェック項目:下向肘上げ」の点数が...詳細
  • 下向胸上げ 改善エクササイズ②【ケガ予防フィジカルチェック用】
    下向胸上げ 改善エクササイズ②【ケガ予防フィジカルチェック用】
    「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細
  • 下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】
    下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】
    「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細
  • 【梅雨の季節の体調管理】アスリートに必要な知識
    【梅雨の季節の体調管理】アスリートに必要な知識
    蒸し暑く過ごしづらい季節がやってきました。そう...詳細
サッカー
  • エムバぺ(フランス代表)はなぜあんなに速いのか!?[陸上コーチによる解説]
    エムバぺ(フランス代表)はなぜあんなに速いのか!?[陸上コーチによる解説]
    先日4年に1度のワールドカップが行われ、日本代...詳細
  • 【W杯でも活躍!】サッカーイングランド代表が行なった〇〇を使ったトレーニング
    【W杯でも活躍!】サッカーイングランド代表が行なった〇〇を使ったトレーニング
    2018年ワールドカップ盛り上がりましたね! ...詳細
  • 【W杯でも大活躍】レアル・マドリードのトレーニング
    【W杯でも大活躍】レアル・マドリードのトレーニング
    欧州チャンピオンズリーグ3連覇、今回のW杯でも...詳細
  • 【世界トップの瞬発力!】メッシ選手のアジリティトレーニング【間も無くW杯開幕!】
    【世界トップの瞬発力!】メッシ選手のアジリティトレーニング【間も無くW杯開幕!】
    5度のバロンドール受賞、5回のチャンピオンズリ...詳細
栄養・食事
  • 【瞬発的エネルギー!】クレアチン摂取タイミングのポイントと注意点
    【瞬発的エネルギー!】クレアチン摂取タイミングのポイントと注意点
    クレアチンはアミノ酸の一種で、筋肉内のエネルギ...詳細
  • 【骨強化に】身長を伸ばす為に必要な栄養素【Jr世代は特に大切!】
    【骨強化に】身長を伸ばす為に必要な栄養素【Jr世代は特に大切!】
    色々な競技の上で、身長が高いということが有利に...詳細
  • 【金メダリストの朝ご飯にも!?】正月によく食べるお餅の栄養&効能
    【金メダリストの朝ご飯にも!?】正月によく食べるお餅の栄養&効能
    お正月はおせち料理やお雑煮など、お餅を食す機会...詳細
  • 【身体の調子を整える】サプリメントアプローチ「ZMA」
    【身体の調子を整える】サプリメントアプローチ「ZMA」
    普段の食事から摂取するのが難しい栄養素がある場...詳細
野球
  • 【肩甲骨に効果大!!】前田健太投手が行うマエケン体操をやってみよう!
    【肩甲骨に効果大!!】前田健太投手が行うマエケン体操をやってみよう!
    ドジャースの前田健太投手が行っている「マエケン...詳細
  • 【肩甲骨が動かないと肩に負担!】野球の調査で分かった肩甲骨とその周辺筋の重要性
    【肩甲骨が動かないと肩に負担!】野球の調査で分かった肩甲骨とその周辺筋の重要性
    肩を痛める選手と肘を痛める選手の違い 同...詳細
  • 「投げる」動作中、肩の内部では何が起こっているのか?
    「投げる」動作中、肩の内部では何が起こっているのか?
    野球のみならず人間の一般的な動作に含まれる「投...詳細
  • 【ヤクルトスワローズ】秋季キャンプのトレーニング
    【ヤクルトスワローズ】秋季キャンプのトレーニング
    体力向上をメインとした「サーキットトレーニング...詳細
コラム
  • 箱根駅伝の区間賞の10人中7人が履いていたシューズ!!
    箱根駅伝の区間賞の10人中7人が履いていたシューズ!!
    今回も箱根駅伝大盛り上がりでしたね。 そんな選手達の頑張りを支える、あるアイテムがあったんです。 それは「NIKE Zoom Vaporfly 4% Flyknit」というランニングシューズです。...詳細
  • 【歯のケアしてますか?】スポーツパフォーマンスと「虫歯」の関係性
    【歯のケアしてますか?】スポーツパフォーマンスと「虫歯」の関係性
    毎日の歯磨き。皆さんはしっかりケアしていますか? 今回はスポーツパフォーマンスと「虫歯」の関係性をお伝えしたいと思います。 【歯は再生しない!】  スポーツ選手が筋肉痛やケガをした時に、...詳細
  • 【トレーニングに必須の知識!】最大筋力を高める4つの方法
    【トレーニングに必須の知識!】最大筋力を高める4つの方法
    瞬発系の種目を行っている選手には欠かせない最大筋力を高めるトレーニング。 最大筋力の発揮には、フリーウエイトでのトレーニングを組んでいる選手が多いかと思いますが、その中でも皆さんはどのような方法...詳細
  • 【海外大学が証明!】目標達成率が劇的に上がる、3つの事前準備とは②「行動可能性」
    【海外大学が証明!】目標達成率が劇的に上がる、3つの事前準備とは②「行動可能性」
    目標達成率をあげるMACの法則【前回の続き】について書いていきたいと思います。 前回のおさらい:【MACの法則とは何か?】 MACの法則とは、アイントホーヘン大学がメタ分析によって証明した、目...詳細

Category/カテゴリー

Sponsor/スポンサー

COPYRIGHT (C) SPORTS CROWD All Rights Reserved