シーズンに差をつけろ!! 高所トレーニングの効果について
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投稿者:河内義紀スポーツトレーナー
![シーズンに差をつけろ!! 高所トレーニングの効果について](http://livedoor.blogimg.jp/nmkeeprunning/imgs/e/e/ee2f8302.jpg)
シーズンに差をつけろ!! 高所トレーニングの効果について
多くの選手が大会や記録向上に向けて練習に励んでいると思います。
この時期、合宿などで高所にいってトレーニングをする部活や選手を見かけますが、なぜ高所なのでしょうか?
そもそも高所トレーニングって何?
目的と効果について説明していきます。
【高所トレーニングとは】
平地に比べて、酸素の少ない高所でトレーニングを行うことで、酸素運搬能力を高めて、全身持久力強化を目的とするトレーニング方法です。
このトレーニングは、オリンピック選手を始め、多くのスポーツ選手が行っています。
【目的】
低酸素状態・低圧状態を作る事です。
【効果】
①赤血球やヘモグロビンが増加する・・血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンは酸素を筋肉へ運搬する役割を担っていますが、高所にいることによって、赤血球とヘモグロビンが増加して、筋肉へより多くの酸素を運搬できるようになります。
②筋の酸化能力が向上する・・筋まで運搬されてきた酸素を筋の中へ取り入れて運動に必要なエネルギーを生成しやすくなります。
③最大酸素摂取量が増加する・・①~②などの効果を含め、体内に多くの酸素を摂取できるようになります。
1分間に体内に摂取できる最高の酸素量を最大酸素摂取量といいます。この値が大きいほどマラソン選手や水泳選手必要な持久力が優れていると考えられます。
④筋肉の収縮力低下がおきにくくなる・・長い時間運動すると、筋肉の収縮力の低下によりパフォーマンスが下がります。
高所トレーニングによって、同じスピードで長時間走っても筋肉の収縮力低下が起こりにくくなります。
以上の効果は、高所トレーニングを適正に行うことによって得ることができます。
高所の目安は、標高1800mから3000m程度が一般的です。
これまでは“平地に滞在し高所でトレーニングをする方法”が行われてきましたが、
最近では“高所に滞在し平地でトレーニングする方法”に注目が集まってきています。
これについては次回以降で詳しく解説したいと思います。
投稿者:河内義紀スポーツトレーナー
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