【ハムストリングスのストレッチ】太ももを上げやすくする「レッグロワリング」
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投稿者:齋藤勇人スポーツトレーナー
【ハムストリングスのストレッチ】太ももを上げやすくする「レッグロワリング」
走る際のアドバイスとして、太ももを高く上げろ!こんなことを言われたことがある方は多いのではないかと思います。それは足を速くするために太ももを高く上げることが大事とされているからです。
しかし、
①太ももを高く上げること
②太ももが高く上がること
この2つは大きく違います。
①の場合では無理に高く上げようとすると代償動作が生じてしまう可能性があります。
例えば、腰背部が丸まったり、お尻が引けた姿勢になることです。
結果、効率的ではないフォームを身に付けることになる恐れがあります。
それではどうすれば良いのか。
②のように自然に太ももが高く上がるようにすることをおすすめします。
自然な動きの方が代償動作を発生させることなく、余計な力を使わないからです。
今回は股関節の機能を高めて足を上げやすくするための「レッグロワリング」について紹介いたします!この種目は強豪校である西武台千葉高校でも取り入れられているトレーニングです。
足を高く上げる為には柔軟性や筋力・地面反力を活かすなど様々な要因があります。
その中で今回は可動性に注目したいと思います。
「やり方とポイント」
なぜ太ももを高く上がるようになるかを簡単に説明すると、
ハムストリングスの柔軟性を高めて股関節の動きを大きくすることが望めるからです。
やり方
①仰向けに寝た状態で両手45°に開きます。(この際に手のひらは下を向く)
②両脚を真上に伸ばし、股関節が90°曲がる位置にセットします。
③両膝をまげないように片脚だけ地面にゆっくりと下ろしていきます。
④これを反対側でも同様に行いましょう。
※脚を下ろした際に反対側の脚が降りてしまう場合はタオルなどを使用して90°を保つことでよりハムストリングスのストレッチ効果を高めることが期待できます。
この種目ではハムストリングスをストレッチするだけではなく、太ももの前面付け根にある筋肉(腸腰筋・大腿直筋など)や体幹部を鍛えることも可能です。その為、足が高く上がるようにする為に必要な可動性のみではなく筋力にもアプローチした種目となっています。
是非取り入れてみて下さい!
この動画は「月間陸上競技」様の作品です。
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齋藤 勇人(さいとう ゆうと)
スポーツトレーナー(大学トレーニングジム 高校ラグビー部etc.)
【ライセンス】
JATI-ATI
NSCA-CPT
SAQインストラクター
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投稿者:齋藤勇人スポーツトレーナー
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