【腕振り】なんのためにうごかすのか?
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
投稿者:たけぞうトリプルジャンパー
【腕振り】なんのためにうごかすのか?
【腕ふり】なんのために動かすのか
走る際に、それぞれ意識していることはあると思いますが、今回はなんのためにその動きをやっているのか、根本を見直すことで理想の走りを深めるきっかけとなるようなことを書いていきたいと思います!
今回は、特に短距離のスタート~加速部分の「腕ふり」に着目し、腕ふりとは何かについて考えていきましょう。
【腕ふりをする目的】
・後方への振り:地面に加える力をより大きくする。(特にスタート)
・前方への振り:後方への腕振りと接地側半分の身体の踏ん張りに対してバランスをとる
・後前両方:骨盤との連動
→以上をふまえ、走りにしっかりと機能するような腕ふりを目指す。
まずは、上記のことを意識しながらトップ選手の腕ふりを動画で見てみましょう。
(動画はウサイン・ボルト選手、ヨハン・ブレイク選手らのスタート映像。)
良いイメージができたところで、具体的な実践方法やポイント等を書いていきます(主観も入ります)。
【具体的なアドバイス】
〈走る前にやること〉
・肩関節・肩甲骨の可動性を出す
→ストレッチやエクササイズにより刺激をいれて肩甲骨が機能する状態をつくり出す
※スポーツクラウドで「肩甲骨」をキーワード検索!
〈実施時のポイント〉
・腕は、下へ振り下ろす瞬間以外は力をいれない
→前腕、後腕が弛緩する瞬間をつくることにより肩関節、肩甲骨から自然と動くようになる
※腕は弛緩しても、コントロール下、意識下にあること。
・腕が最もスピードにのる瞬間をつくる
→体側を通過する瞬間に最もスピードに乗る。スピードに乗る局面が体の軸に近ければ近いほど、走りに大きな力が還元される。体の軸をとおりすぎてからは、肩甲骨に任せて腕は弛緩。
・肘関節の角度は前への振り、後ろへの振りで変わる
→意識して変えるというよりも自然と変わる
前への振り:肘角度→小
理由→前への振りは、振り遅れないように速くコンパクトに動かしたい。そのため肘角度を小さくすることで力を小さくする。
後ろへの振り:肘角度→大
理由→後ろへの振りは大きな力を地面に加えたい。そのため、腕を長く放り出すことで瞬間的にパワーをだす。
以上が、腕ふりの目的と意識する際のアドバイスです。
今後は、実践的な練習法などもアップしていきたいと思います!
投稿者:たけぞうトリプルジャンパー
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
【新着】関連記事
この記事を見た人はこんな記事も見てます。
-

ガトリンも使用!ソフトボールで身体をほぐしてみよう!
5月に行われた川崎グランプリにおいて男子100m1位にな...
2016年06月24日
-

【フライングスプリット】より動きに近いトレーニングを行おう!【ケンブリッジ飛鳥選手】
日本人初の100m9秒台を誰が出すのか楽しみな今シーズン...
2017年03月27日
-

このドリルで重心移動を覚えよう!マークドリル「ストップ」
今回紹介するスプリントドリルは、走動作に入る前のカタチ作...
2016年03月14日
-

ラダーを上手く使おう!スラロームジャンプ
陸上やサッカーのトレーニングによく使われるラダートレーニ...
2015年11月24日
-

200mで世界新宣言!ボルト “パフォーマンス歴代ベスト10”を見てみよう!
リオデジャネイロオリンピック陸上競技で、短距離3冠を狙う...
2016年08月17日
-

【トップ選手から学ぶ!】100m多田修平選手のトレーニング
今回は100mで追い風参考ながらも9秒台の記録を持つ多田...
2018年08月09日
-

強豪チーム「富士通」も実践!ダイナマックスで横スキップ
ダイナマックスを利用したトレーニングのご紹介です。 以...
2016年02月18日
-
【ピッチの向上に】足の前さばきをマスターしよう!「シザース動作」
-
あの大学、あの美女アスリートも実践!砂浜でリレーをしよう!
-
ガトリン スタート練習
-
M・ファラーのトレーニング②
-
これが日本代表のコーナーリング!3走のプロに学ぶ!
-
世界歴代2位のスタート練習!カーメリタ・ジーター!
-
史上最高スプリンター、ボルト選手の走りを真似してみよう!
-
上ではなく前へ!坂道スピードバウンディング
-
インナーマッスルを鍛える!ハンドニーをしてみよう!
-
ハードルでフォローステップ
-
元世界記録保持者のハードルドリルから学べ!パウエル選手のハードルドリル
-
高平慎士直伝!スタートダッシュの考え方
-
スプリントドリル〜シザース〜
-
上半身の安定性を高める!肩甲骨周りを強化する動的トレーニング
-
福島千里選手も愛用!トリガーポイントを使って身体を良く!
-
フレキ一歩ドリル
Category New/カテゴリー新着情報
【たった3分で追い込める!】最強腹筋トレーニングメニュー「全方向から鍛えられる計6種類の腹筋サーキット...詳細
【1日3分】室内でできる全身トレーニング(中級編)アスリートが考えた3分『全身トレーニング』 ...詳細
【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細
【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細陸上競技
【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細
【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細
【恐怖を超えた究極のスタート】コールマンから学ぶスタートの極意クリスチャン・コールマン(Christian ...詳細
【長距離ランナー必見!】ランナーにオススメのトレーニング集オレゴンプロジェクト所属のゲーレン・ラップ選手...詳細ケガ・ストレッチ
下向肘上げ 改善エクササイズ【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向肘上げ」の点数が...詳細
下向胸上げ 改善エクササイズ②【ケガ予防フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細
下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細
【梅雨の季節の体調管理】アスリートに必要な知識蒸し暑く過ごしづらい季節がやってきました。そう...詳細サッカー
エムバぺ(フランス代表)はなぜあんなに速いのか!?[陸上コーチによる解説]先日4年に1度のワールドカップが行われ、日本代...詳細
【W杯でも活躍!】サッカーイングランド代表が行なった〇〇を使ったトレーニング2018年ワールドカップ盛り上がりましたね! ...詳細
【W杯でも大活躍】レアル・マドリードのトレーニング欧州チャンピオンズリーグ3連覇、今回のW杯でも...詳細
【世界トップの瞬発力!】メッシ選手のアジリティトレーニング【間も無くW杯開幕!】5度のバロンドール受賞、5回のチャンピオンズリ...詳細栄養・食事
【瞬発的エネルギー!】クレアチン摂取タイミングのポイントと注意点クレアチンはアミノ酸の一種で、筋肉内のエネルギ...詳細
【骨強化に】身長を伸ばす為に必要な栄養素【Jr世代は特に大切!】色々な競技の上で、身長が高いということが有利に...詳細
【金メダリストの朝ご飯にも!?】正月によく食べるお餅の栄養&効能お正月はおせち料理やお雑煮など、お餅を食す機会...詳細
【身体の調子を整える】サプリメントアプローチ「ZMA」普段の食事から摂取するのが難しい栄養素がある場...詳細野球











