【スポーツクラウド冬期練習・水曜日メニュー(追い込む日)】セット走について考える!
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
投稿者:加藤淳スポーツコーチ

【スポーツクラウド冬期練習・水曜日メニュー(追い込む日)】セット走について考える!
今回は、水曜日メニューについて書いていきたいと思います!
水曜日の走る日は、距離を長めに設定し、筋持久力を高める事を目的としています。
そのため、しっかりと行うと結構キツイ練習になります。
水・土曜日の走る練習は、走れる脚を作るために重要な日になります。
これから、12・1・2月と練習強度や量が増えていきます。
これから練習を積んでいくために、11月のうちから冬期練習を乗り切れる準備をしていきましょう。
《1週間の流れ》
・月曜日 走る日
・火曜日 ウエイトの日
・水曜日 走る日
・木曜日 休み
・金曜日 専門種目の日
・土曜日 走る日
・日曜日 休み
《水曜日練習メニュー》※リンクをコピーして検索して下さい!
【1 動きづくり】
https://sports-crowd.net/detail.php?no=4140 強豪校が行うハードルを使った動きづくり
→走る前に、股関節の可動域・柔軟性を高め、股関節を使う意識付けを行う
https://sports-crowd.net/detail.php?no=4116 伸張反射を利用したジャンプトレーニング
→バネがきいた走りをするために走る前に行っておこう。
【2 ミニハードル】
https://sports-crowd.net/detail.php?no=4118 福島千里選手が行うトレーニング
→フレキシブル・ミニハードルを使ったトレーニングを行っています。マーカーやミニハードルで代用して行いましょう。
《フレキシブル・ミニハードル サイド&フロントステップ ドリル》
1 マーカー・ミニハードルを7台用意
2 間は、3足長(75~80cm)で行う
3 足を素早く下ろす事にポイントを持って行う
4 腕振りと脚の振り下ろしのタイミングを合わせて行う
《フレキシブル・ミニハードル走(3歩)のやり方》
1 マーカー・ミニハードルを7台用意
2 インターバルは5mから10cm~15cmずつ伸ばしていく
3 脚の回転数を上げて、重心が上下動しないように行う
シューズ100m×3本
→フレキシブル・ミニハードル走(3歩)の感覚で走る
【3 メインメニュー】最大筋力の向上の為、筋肉のサイズを大きくする。
① セット走 200m(80%)+100m(90~100%)2~5セット セット間レスト5~10分
《セット走の考え方》
セット走をやる時に、一度は考えたことがあるペース配分。どのくらいのペースで行けば良いのか、迷いますよね。
そんな方へ、セット走の考え方を紹介します。
《パターン1 自分自身で、しっかり追い込める方にオススメ》
・200m(100%)+100m(残りの力を振り絞る)
→このパターンは、耐乳酸の能力を高める方法です。かなりきつくストイックな人じゃないと妥協してしまうかもしれません。
また、+100mでフォームが崩れないように最後まで保てるよう行いましょう。
《パターン2 後半失速してしまう方や200mで最後まで粘れない方へオススメ》
・200m(80%)+100m(100%)
→このパターンは、+100mにポイントを置いた練習になります。
200mは、フォームやリズムを意識して行います。+100mは、レース後半の走りを意識して、ある程度200mで疲労した状態で走ります。
レース後半のイメージを持って行いましょう。
セット走は、どこにポイントを置くかによって同じメニューでも効果の違った練習が行なえます。自分がどこを強化したいかを明確にして練習を行ってください。
② 300m×3~5本 80%で走る レスト4~5分
・300mの自己ベストの8割のタイムでインターバル走を行います。
例えば、300m37秒で走る選手の設定タイムは44~45秒で走ります。
まずは、このペースで5本走れるようにしましょう。5本走って、練習が物足りない方は設定を早めるか、本数を増やしていきましょう。
週2日はしっかりと追い込む日をつくり、冬期練習を乗り切れる準備をしていきましょう。
また、走った後は、身体のケアをしっかり行うようにして下さい。
疲労を残さない事は、練習の質を高める&ケガ予防にもなります。
**********************
【筆者】
飯田将之(イイダマサユキ)
元陸上競技選手(100m:10秒50 110mH:13秒73)
110mHの選手としてインターハイ、インカレで優勝。
早稲田大学卒業後はミズノの選手として活躍し、シンガポールオープン金メダルなどの実績を残す。
現在は7人制ラグビーに転向し、東京オリンピックを目指している。
**********************
投稿者:加藤淳スポーツコーチ
- Tweet Follow @Sports_Crowd_
【新着】関連記事
この記事を見た人はこんな記事も見てます。
-
ガトリンも使用!ソフトボールで身体をほぐしてみよう!
5月に行われた川崎グランプリにおいて男子100m1位にな...
2016年06月24日
-
世界陸上直前!パウエルの練習
8月22日(土)に北京世界陸上が開幕するにあたって、ジャ...
2015年08月21日
-
フレキ一歩ドリル
フレキハードルを用いたドリルの紹介です。 今回はフ...
2015年07月16日
-
【選手の皆さん】「ももあげ」をやる目的は何ですか?
走りのドリルで、どこでも取り入れられている「ももあげ」。...
2016年06月14日
-
股関節の速い切り替え動作をギャロップ走で身につけよう!
僕個人の感覚と経験で書いていますので、その辺を考慮して読...
2015年12月22日
-
今年こそ9秒台!?桐生祥秀の走りの変化とは!
先日、桐生祥秀選手(東洋大)が世界室内に出場し、惜しくも...
2016年04月04日
-
股関節の速い切り替え動作を身につける!【ギャロップ走】
今回は股関節を速く切り替える動作を身につけるためのスプリ...
2019年02月19日
-
【アシステッドスプリント!】 ~いつものスピードに更なるスピードを加えよう~
-
ゲンゼゼ・ディババに学ぶ
-
世界No.1の共演!世界トップのスタートダッシュスロー映像
-
片足ホッピング
-
恐るべきパワー!パウエル選手のハイクリーン&フロントスクワット
-
【スピードアップにつながる接地ドリル】坂道や砂浜でも行ってみよう!
-
男子走り幅跳び 非公認の大ジャンプ
-
【腕振り】なんのためにうごかすのか?
-
【重心移動を身につける】ハードルまたぎ
-
【つま先を前に向ける意識は逆効果かも…】トップ選手から学ぶ、"内転筋"を使った効率的走り方!
-
砂浜ダッシュの効果
-
トップ選手のトレーニングを参考にしてみよう!【ウサイン・ボルト選手】
-
ボルトのサッカー
-
池田久美子vs花岡麻帆!走幅跳の歴史的名勝負3連発!
-
ハードルをくぐって股関節を使おう!ハードルくぐり
-
壁倒立でさらに出来るように!倒立をマスターしよう!
Category New/カテゴリー新着情報
- 【たった3分で追い込める!】最強腹筋トレーニングメニュー「全方向から鍛えられる計6種類の腹筋サーキット...詳細【1日3分】室内でできる全身トレーニング(中級編)アスリートが考えた3分『全身トレーニング』 ...詳細【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細陸上競技
- 【練習メニュー】下り坂でスピードトレーニング(4種)自主練や部活で使えるシリーズ第三弾『下り坂』の...詳細【練習メニュー】上り坂でスピードトレーニング(6種)自主練や部活で使えるシリーズ第二弾『上り坂』の...詳細【恐怖を超えた究極のスタート】コールマンから学ぶスタートの極意クリスチャン・コールマン(Christian ...詳細【長距離ランナー必見!】ランナーにオススメのトレーニング集オレゴンプロジェクト所属のゲーレン・ラップ選手...詳細ケガ・ストレッチ
- 下向肘上げ 改善エクササイズ【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向肘上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ②【ケガ予防フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細下向胸上げ 改善エクササイズ①【フィジカルチェック用】「フィジカルチェック項目:下向胸上げ」の点数が...詳細【梅雨の季節の体調管理】アスリートに必要な知識蒸し暑く過ごしづらい季節がやってきました。そう...詳細サッカー
- エムバぺ(フランス代表)はなぜあんなに速いのか!?[陸上コーチによる解説]先日4年に1度のワールドカップが行われ、日本代...詳細【W杯でも活躍!】サッカーイングランド代表が行なった〇〇を使ったトレーニング2018年ワールドカップ盛り上がりましたね! ...詳細【W杯でも大活躍】レアル・マドリードのトレーニング欧州チャンピオンズリーグ3連覇、今回のW杯でも...詳細【世界トップの瞬発力!】メッシ選手のアジリティトレーニング【間も無くW杯開幕!】5度のバロンドール受賞、5回のチャンピオンズリ...詳細栄養・食事
- 【瞬発的エネルギー!】クレアチン摂取タイミングのポイントと注意点クレアチンはアミノ酸の一種で、筋肉内のエネルギ...詳細【骨強化に】身長を伸ばす為に必要な栄養素【Jr世代は特に大切!】色々な競技の上で、身長が高いということが有利に...詳細【金メダリストの朝ご飯にも!?】正月によく食べるお餅の栄養&効能お正月はおせち料理やお雑煮など、お餅を食す機会...詳細【身体の調子を整える】サプリメントアプローチ「ZMA」普段の食事から摂取するのが難しい栄養素がある場...詳細野球